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前田、岡田監督の前で2G2A

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[4.4 J1第5節 磐田 4-3 G大阪 ヤマハ]

 日本代表の岡田武史監督が視察したジュビロ磐田ガンバ大阪戦で、磐田FW前田遼一が2ゴールを決めるなど全4ゴールに絡み、アピールした。

 試合後のインタビューで磐田の柳下正明監督が「気持ちが入って近寄るのも怖いくらいだった」と振り返ったこの日の前田。チームが最下位に沈んでいたこともあり、闘志を前面に出したプレーでチームを引っ張った。

 まずは前半30分に右SB山本康裕が放った左足シュートのこぼれ球にいち早く反応し、打点の高いヘディングシュートで先制ゴール。1-1の後半9分には絶妙な飛び出しからPAでパスを受けると、一度はシュートをブロックされながらも左足でゴールへとねじ込んだ。

 さらに後半30分には右サイドからPAへグラウンダーのクロス。ニアサイドで潰れたFWイ・グノの後方へ走りこんだ左MFパク・チュホの勝ち越しゴールをアシストすると、3-3の37分にもPAへ走りこんだパク・チュホへスルーパスを通す。ゴール前の混戦から最後はパク・チュホが押し込んだが、前田も体ごとゴールへ飛び込み勝利への執念を感じさせた。

 もっとも前田は「もっと決められるシーンがあった」と試合後は淡々と反省。アピールしたというよりも、多くのチャンスがありながら2点に終わったことを悔しがっていた。初勝利にも喜びは控えめ。「もっと練習して、もっといいチームになれるように練習する」と今後へ視線を向けていた。

(文 吉田太郎)

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