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[大学]小澤V弾、筑波大が王者・流経大破る:関東第3節

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第84回関東大学サッカーリーグ戦
関東1部リーグ


 第84回関東大学サッカーリーグは24日、1部第3節などを行った。
 
 3連覇を狙う流通経済大に今季2連敗の筑波大が土をつけた。序盤から互いが相手ゴールへと詰め寄りシュートを打ち合う展開となった一戦は、後半7分に流経大がPKを獲得。これを現在得点ランキング首位のFW武藤雄樹(4年=武相高)が右足で狙うが、筑波大GK三浦雄也(3年=中京大中京高)が止め、先制することができない。ピンチを逃れた筑波大は試合終盤決定機を連発。流経大GK増田卓也(3年=広島皆実高)の好守の前にゴールが奪えなかったがそれでも42分、シュートのこぼれ球を拾ったエースMF小澤司(4年=桐蔭学園高)が右足コントロールショットをゴール右隅に決め、筑波大が1-0で勝った。

 1月の全日本大学選手権で優勝した明治大は国士舘大と対戦。エースのMF山田大記(4年=藤枝東高)が左足の違和感により前半終了とともに交代した明大は、相手の出足の鋭いプレッシングとミスの少ないボール回しに劣勢となった。国士大FW吉野峻光(3年=静岡学園高)の強引な突破に再三ゴールをこじ開けられそうにもなったが、守備陣が冷静に守ると0-0の試合終了間際、MF宮阪政樹(3年=F東京U-18)がPAへ出したボールに途中出場のMF三田啓貴(2年=F東京U-18)が反応。GKに倒されて獲得したPKをDF奥田大二郎(3年=東京Vユース)が右足で決めて決勝点を奪った。明大は1-0で勝ち、3連勝、単独首位に立った。

 開幕2連勝で首位タイの慶應義塾大は1部昇格組の順天堂大と対戦。両チーム無得点で試合終盤にもつれ込んだ試合は、後半44分に前・湘南ベルマーレの1年生MF原田開(磐田ユース)のゴールで順大が先制する。順大はロスタイムにも1年生MF天野純(横浜FM)が直接FKを決め、2-0で1部復帰後初勝利を飾った。

 また、神奈川大と対戦した中央大は前半2分、今季初先発のFW新田圭(4年=桐光学園高)が先制ゴール。後半ロスタイムには途中出場のFW奥山慎(2年=帝京高)が加点し、2-0で勝った。明大と同じく3連勝の中大は2位へ浮上している。

[前期リーグ]
【1部第3節】(4月24日)
[国立西が丘サッカー場]
明治大 1-0 国士舘大
[明]奥田大二郎(90分=PK)

流通経済大 0-1 筑波大
[筑]小澤司(87分)

[千葉県総合スポーツセンター東総運動場]
慶應義塾大 0-2 順天堂大
[順]原田開(89分)、天野純(90分+3=FK)

中央大 2-0 神奈川大
[中]新田圭(2分=補・今井智基)、奥山慎(90分+2=林容平)

【2部第3節】(4月24日)
尚美学園大 0-0 東洋大
日本体育大 4-1 関東学院大
青山学院大 2-1 國學院大
東海大 3-2 桐蔭横浜大

【1部第3節】(4月25日)
[多摩市立陸上競技場]
早稲田大 - 法政大
駒澤大 - 拓殖大

【2部第3節】(4月25日)
東京学芸大 - 朝鮮大
専修大 - 東京農業大

<写真>流通経済大vs.筑波大
(取材・文 吉田太郎)

大学サッカー特設:関東1部

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