横浜FMは10人のC大阪を崩せずドロー。和司監督「ヘタクソ!」
[4.10 J1第6節 横浜FM0-0C大阪 日産]
横浜F・マリノスとセレッソ大阪の一戦はスコアレスドローに終わった。横浜FMには痛い引き分けで、C大阪にとっては敵地で、それも退場者を出しながら、貴重な勝ち点1を稼いだ形となった。
横浜FMは左足に不安を抱える日本代表MF中村俊輔をベンチスタートにしたが、序盤から主導権を握った。そんな中、前半45分にC大阪のMFマルチネスがDF栗原勇蔵への激しいファウルでレッドカード。これでさらに優位に試合を進めることができた。
しかし、決定力不足に泣く。ことごとくシュートは枠を外し、後半36分、ついには中村を投入。司令塔のパスを起点にさらに攻め込み、結局シュート数は計20本と、C大阪のわずか3本に比べて圧倒的に攻め込んだが、ゴールネットは揺らせなかった。
試合後はブーイングが沸き起こったようで、横浜FMによると、木村和司監督は「ヘタクソでした。あのゴールのワクに入れることが出来なかったですね。あれだけ引かれて、入れないといけない勝たなければいけないという力が入りすぎて、最後のところで余裕がなかったというか、体がガチガチになって動いていない」と苦言を呈した。
中村をベンチスタートさせたことについては「本来はメンバーにも入れたくなかった。昨日も、今朝も本人に聞いて、あれだけの気持ちを出してくれれば、どうしても出たいんだなと。彼が入って、よく見れているし、ボールも落ち着く。誰もが認めている良い選手だ。代表でも痛いのを押して行って出てしまう状況は、ワシの中では腹立たしいけど、彼の気持ちをは大事にしてやりたい、尊重してやりたい」と明かしている。
一時は調子も良く、上位に食い込んでいただけに、昇格したばかりの、それも10人のC大阪に勝てなかったのは悔やまれる。FWに近い形で先発した日本代表の山瀬功治も「一人少ない相手を崩し切れなかったという課題が残った試合です。今日は、結果がすべて。サポーターのブーイングも当然のこと。反省して、次に生かすしかありません」と嘆くしかなかった。
(文 近藤安弘)
横浜F・マリノスとセレッソ大阪の一戦はスコアレスドローに終わった。横浜FMには痛い引き分けで、C大阪にとっては敵地で、それも退場者を出しながら、貴重な勝ち点1を稼いだ形となった。
横浜FMは左足に不安を抱える日本代表MF中村俊輔をベンチスタートにしたが、序盤から主導権を握った。そんな中、前半45分にC大阪のMFマルチネスがDF栗原勇蔵への激しいファウルでレッドカード。これでさらに優位に試合を進めることができた。
しかし、決定力不足に泣く。ことごとくシュートは枠を外し、後半36分、ついには中村を投入。司令塔のパスを起点にさらに攻め込み、結局シュート数は計20本と、C大阪のわずか3本に比べて圧倒的に攻め込んだが、ゴールネットは揺らせなかった。
試合後はブーイングが沸き起こったようで、横浜FMによると、木村和司監督は「ヘタクソでした。あのゴールのワクに入れることが出来なかったですね。あれだけ引かれて、入れないといけない勝たなければいけないという力が入りすぎて、最後のところで余裕がなかったというか、体がガチガチになって動いていない」と苦言を呈した。
中村をベンチスタートさせたことについては「本来はメンバーにも入れたくなかった。昨日も、今朝も本人に聞いて、あれだけの気持ちを出してくれれば、どうしても出たいんだなと。彼が入って、よく見れているし、ボールも落ち着く。誰もが認めている良い選手だ。代表でも痛いのを押して行って出てしまう状況は、ワシの中では腹立たしいけど、彼の気持ちをは大事にしてやりたい、尊重してやりたい」と明かしている。
一時は調子も良く、上位に食い込んでいただけに、昇格したばかりの、それも10人のC大阪に勝てなかったのは悔やまれる。FWに近い形で先発した日本代表の山瀬功治も「一人少ない相手を崩し切れなかったという課題が残った試合です。今日は、結果がすべて。サポーターのブーイングも当然のこと。反省して、次に生かすしかありません」と嘆くしかなかった。
(文 近藤安弘)