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新潟はシステム変更&矢野を外して田中を起用も6戦未勝利

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[4.10 J1第6節 新潟0-2浦和 東北電ス]

 アルビレックス新潟はまたしても勝てなかった。これで開幕から6戦未勝利で最下位に低迷する。新潟によると黒崎久志監督は「非常に残念な結果になってしまいました。メンバーも多少入れ替えて臨んだのですが、効果的なところはあまり見られなかったと思います。何度かチャンスもあったのですが、そこを決め切ることができませんでした」と嘆いた。

 これまでチャンスは作るが、得点力不足に泣いている。この日はこれまでの4-3-3から4-4-2に変更。FWは日本代表の矢野貴章を外し、FW田中亜土夢を先発させた。矢野が外れたのは日本代表での疲労だけでなく、組合せの問題やこれまで矢野が決定機を外してきたこともあるため、いわゆる“カンフル剤”といえるだろう。

 だが、流れを変えることができなかった。矢野は後半11分から登場し持ち味の運動量を発揮したが、ゴールには結びつかなかった。結局、チームとしてナビスコ杯を含めて公式戦5試合連続無得点に陥った。田中は「シュートチャンスもあったのですが、ああいう時間(後半開始直後)で決めておけば、アルビレックスのペースだったのではと思います」と悔しさをにじませた。

 苦しい戦いは続くが、チャンスを作る時間帯はある。あとは決めるだけ。5試合無得点という状況だけに攻撃陣に焦りはあるようだが、とにかくゴールが決まると信じて、思い切りのいいシュートを打つしかない。

(文 近藤安弘)

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