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[ACL]川崎F・GK川島がファインセーブで完封導く

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[4.14 ACL GL5節 川崎F3-0城南一和 等々力]
 試合後の守護神の表情は誇らしげだった。川崎フロンターレの日本代表GK川島永嗣がファインセーブ連発で勝利に貢献した。それも10日のリーグ戦・広島戦に続く2試合連続の完封に導いた。
 立て続けに魅せた。1-0の前半18分にPA内左からファーサイドに右足で放たれた相手のエースFWラドンチッチのシュートを横っ飛び好セーブ。さらに同22分には、再びラドンチッチがPA内で切り返して左足で打ってきたシュートを、再び川島が読んで防いだ。
 先に川崎Fが点を取ったとはいえ、これらの決定機で点が入っていれば流れは変わっていた可能性が高い。ファインセーブ以外にも、相手のハイボールにしっかりと対応。ゴールマウスにカギをかけた。川島は「相手の攻撃の意図はハッキリしていた。全体的にうまく対応できていたんじゃないかと思います。自分たちは失うものはなかった。前回城南には負けていましたし、勝ちたいと思っていた。それがプレーでも結果でも出た」と胸を張った。
 川島も、日本代表入りに向けて必死だ。この日は岡田武史監督が視察に訪れた。第2GKの座は堅いとみられるが、本人は常に危機感を持つ。「W杯のメンバーに入るためにも、一試合一試合集中して、しっかりとしたパフォーマンスを発揮する必要がある。すべてを成長させてアピールしていかないといけない」と話す。
 成長させてくれる大きな舞台の一つが、世界を経験できるACLだといっていい。ACLの次戦は28日の北京国安戦。勝たなければGL突破はない。まずは守護神が立ちはだかり、仲間のゴールを信じてゴールマウスにカギをかける。
(取材・文 近藤安弘)

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