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玉田が4試合ぶり復帰戦で決勝FK、名古屋は2位浮上

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[4.25 J1第8節 C大阪0-1名古屋 長居]

 名古屋グランパスはFW玉田圭司のFK一発で3試合ぶりの勝利を飾った。FWケネディが腰痛で2試合連続の欠場。0-1で敗れた前節の広島戦からシステムを4-2-3-1に変更し、1トップには4試合ぶりの復帰となった玉田が入った。

 前半6分にはMFマギヌンがドリブル中に右太腿裏を痛め、開始早々に交代するアクシデント。後半の半ば過ぎからはセレッソ大阪に立て続けにチャンスをつくられたが、ここでGK楢崎正剛が立ちはだかった。

 後半17分、CKのピンチでDF高橋大輔のヘディングシュートを反応良くかき出すと、同21分のMF家長昭博、同22分のMFアマラウと立て続けに打たれたミドルシュートもセーブ。後半35分にはC大阪がMF香川真司のラストパスから家長が決定機を迎えたが、またも楢崎の好守に阻まれた。

 劣勢の試合展開にも我慢強く耐えていた名古屋。後半ロスタイム、右45度の位置でFKを獲得すると、玉田が左足で蹴ったボールがゴール前でアマラウに当たってコースが変わり、ゴールマウスへ。値千金の一撃が決勝点になった。

 玉田は試合後のインタビューで「内容はあまり良くなかったけど、こういう試合を勝ち切ることが大事」と強調。両足首痛で離脱していた玉田にとって、先発は3月21日の磐田戦以来、約1ヵ月ぶりだった。そんな中、フル出場で復調をアピールし、自らのゴールでチームの順位も2位に押し上げた。

(文 西山紘平)

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