JFAプリンスリーグ(U-18)関東は29日、1部と2部の第4節各6試合を行った。

　3連勝で1部首位の横浜F・マリノスユース(神奈川)と同2位の浦和レッズユース(埼玉)とが対戦した首位決戦は、横浜FMが4-1で快勝した。試合は前半39分、浦和がFW鈴木大輝のゴールで先制。だが横浜FMは後半4分にMF高橋健哉のゴールで同点に追いつくと、22分にはFW剱持和義のゴールで勝ち越しに成功する。さらに34分、35分にはエースのFW小野裕二が連続ゴールを決めて3点差。後半の4発で首位決戦を制した。

　同じく開幕3連勝の3位・FC東京U-18(東京)は八千代高(千葉)と対戦。前半28分に公式戦初先発のMF岩木慎也の公式戦初ゴールで先制したF東京は、34分にもMF武藤嘉紀が身体能力の高さを活かした豪快な一撃をゴールへと突き刺し2-0とする。それでも八千代は後半4分にDFの背後をつくとFW大和久弘樹が右足で追撃弾。F東京は15分に武藤のシュートのこぼれ弾をFW前岡信吾が押し込み再び2点差とするが、八千代は40分に途中出場のFW密本一樹のゴールで再び1点差へと迫る。ただ、F東京は逃げ切り、3-2で勝利。2位へ浮上した。

　3連勝で4位につけていた三菱養和SCユース(東京)は、前半にジェフユナイテッド千葉(千葉)MF成冨研蔵に決められた1点を取り返すことができず、0-1で今季初黒星。5位の流通経済大柏高(千葉)は後半ロスタイムまで東京ヴェルディユース(東京)にリードを許していたが、MF杉山賢史の同点ゴールにより2-2の引き分けに持ち込んだ。

　市立船橋高(千葉)はDF今瀬淳也とFW岩渕諒のゴールで湘南ベルマーレユース(神奈川)を2-1で下し、7位浮上。桐光学園高(神奈川)はMF篠崎拓也の2得点など前半に4ゴールを集中し、武南高(埼玉)に5-1で快勝した。

【関東1部】
[第4節]
F東京U-18 3-2 八千代高
[F]岩木慎也(28分=補・秋岡活哉)、武藤嘉紀(34分=補・廣木雄磨)
、前岡信吾(60分)
[八]大和久弘樹(49分=補・密本一樹)、密本一樹(85分=補・八木幹)

浦和ユース 1-4 横浜FMユース
[浦]鈴木大輝(39分)
[横]高橋健哉(49分=補・後藤拓斗)、剱持和義(67分=補・高橋健哉)、小野裕二2(79分、80分=補・後藤拓斗)

市立船橋高 2-1 湘南ユース
[市]今瀬淳也(30分)、岩渕諒(58分)
[湘]見留耀太(59分)

武南高 1-5 桐光学園高
[武]山田諒太郎(11分=補・吉永和真)
[桐]菅原慶人(8分)、岩浪晃大(12分)、篠崎拓也2(33分=補・館坂信也、40分)、坂本颯(90分+2=補・篠崎拓也)

千葉U-18 1-0 三菱養和SCユース
[千]成冨研蔵(40分=補・板倉直紀)

流通経済大柏高 2-2 東京Vユース
[流]進藤誠司(5分=補・安部仁康)、杉山賢史(90分+2=補・鈴木翔登)
[東]南秀仁(18分=補・舘野俊祐)、前田直輝(65分=補・杉本竜士)

【関東2部】
[第4節]
前橋育英高 1-0 川崎F U-18
[前]柏俣翔也(66分=補・小島秀仁)

鹿島ユース 1-1 成立学園高
[鹿]土居聖真(19分)
[成]石堂圭太(52分=補・放生伊織)

矢板中央高 1-1 幕張総合高
[矢]堀越龍也(90分+3=補・渡辺裕紀)
[幕]早川和貴(51分)

鹿島学園高 0-1 浦和東高
[浦]境拓(57分=補・島村貴大)

日本航空高 1-6 桐蔭学園高
[日]内山僚也(61分=補・三浦大輝)
[桐]杉浦拓也2(21分、76分=補・泉宗太郎)、泉宗太郎(40分)、有元漠3(45分、75分、84分)

佐野日大高 0-2 大宮ユース
[大]中村佑輔(50分=補・飯野峻地)、清水道浩(89分)

<写真>F東京U-18vs.八千代高。武藤のゴール
(文　吉田太郎)

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特設:プリンスリーグ(U-18)2010
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