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[C☆voice_10]国士舘大MF吉野峻光「プロに入ったらやれる自信はある」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第10回は静岡学園高校2年で日本高校選抜入りし、U-18日本代表にも選出、大学1年時にもU-19日本代表に選出されるなど、技巧派ボランチとして注目を集めてきた国士舘大MF吉野峻光選手(3年=静岡学園高)だ。昨年は先発になかなか定着することができなかったが、FWで起用されている今季はエース格として期待され、ピッチ上で輝きを放っている。5月3日の試合で負った右足首の負傷で戦列を離れる見込みだが、今季の関東の注目プレーヤーのひとりであることは間違いない。静学仕込みの圧倒的なキープ力と豊富なアイディア、そして身体能力も兼備した万能型アタッカーの今季にかける意気込みとは

―今季はFWとしてのプレーだが?
「年明けからFWでやっています。ボランチにこだわりがあるんですけど、今の2人(斉藤一行と佐藤優平)が安定しているので。ただFWとしてつかんできたところで怪我をして、復帰したのが開幕5日前。シュート練習を全くしないままの試合でした。2節でゴールを決めたけどまだまだですね。(本来のポジションの)ボランチだったら前に2人いるけど、FWだと(自分のよさである)アイディアがまだ湧かないです。FWは面白いですけど、経験が浅いので引き出しを増やさないといけない」

―きょう(4月24日、対明治大)は何度もドリブルで抜けていたけど
「高校時代はこんなにドリブルで抜けていなかったと思う。それが抜けるようになったのは変わったところかもしれないです」

―FWではゴールも求められる。エース格として期待されているようだが
「ゴール取らないといけないですね。DFと1対1までいければ抜いて決められると思う。今年は試合に出て結果を残すこと。自分はどのポジションでもチームに貢献できると思う。その中で特に頼りになる存在になりたい。オレがいないとダメ、と言われるくらい今年はチームを引っ張りたい」

―今年の国士大については?
「個々は悪くないと思う。ただ、昨年みたいに個が武器になっているほどではない。チームワークはいいので、チーム力を磨いてそこで勝利を重ねられれば」

―目標は全国
「全国はいけると思う。ただ、出だしが悪かったので修正していかないと」

―現時点で将来をどう考えている?
「プロには入りたい。入ったらやれる自信はある。Jのチームは仕掛ける場面が少ないじゃないですか。自分の武器は狭いところでも前向いて取られないところ。そこから展開したりしていくところでもアピールしていきたい。(大学に入ってからのアピールが少ないので)まずは大学選抜に入りたいです」(取材日:4月24日)

(取材・文 吉田太郎)

連載:「College star voice」

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