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浦和vs名古屋 試合後の選手コメント

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[5.5 J1第10節 浦和2-1名古屋 埼玉]

 J1第10節が5日に各地で行われ、埼玉スタジアム2002では浦和レッズ名古屋グランパスが対戦した。名古屋が前半13分にFWケネディのヘディング弾で先制したが、後半、浦和はMF柏木陽介の移籍初ゴールとなる同点弾、MF原口元気の今季初ゴールとなる逆転弾で2-1勝利。3試合ぶりの白星をつかんだ。

以下、試合後のコメント

<浦和>
●MF柏木陽介
「自分のプレーができなくて、イライラしていた。きょうのゴールで忘れられたらいいです。2連敗を止めることができたのでよかった」

―ゴールはなくても運動量で貢献していたが。
「自分の良さは走ることだけど、その中でもゴールに絡む動きをしたかった」

―シュートは利き足とは逆の右足でした。
「元気(原口)がいい形で突破して、パスを左足にくれよって思ったが、逆に右でよかったかな。前半、左でふかしていたし、右では力が抜けてちょうと良かった。去年もミドルで決めているし、俺は右もあるんだよってところをみんなに見せることができた」

―イライラしていたそうだが。
「ずっとイライラしてて、いつもは寝る前にサッカーのことなんか出てこないのに、サッカーの事ばかり出てきて、眠れない日があった。きょうをきっかけに、なくなってくれたらいいです」

●MF原口元気
―決勝弾を決めた。
「悔しい時期が続いてたので、本当にうれしい。今年はあまり試合に出られなくて悔しかったけど、悔しさを晴らせました!」

―田中達也の脳震盪で、いきなり出番が来たが。
「今シーズンはあまり試合に出てなかったけど、ずっと準備は続けてきた。急でも自分はやれる自信があった。そういう自信を持ってピッチに入れたのは、これまでそうやってやり続けてきた甲斐があったからだと思う」

―アシストも決めた。
「あれは陽介くんのシュートがスーパーだったと思う。横にパスしただけなので。陽介くんが素晴らしかっただけだと思う」

―追加点が取れるチャンスもあった。
「間違いなくもう1点取れていた。それが取れていたら、チームはもっと楽になっていた。そういうのを決めらるようにしたい。きょうはこどもの日だった。こどもたちの手本になれるようにこれからも頑張りたい」

●MF阿部勇樹
―柏木が移籍1年目で苦しんでいたようだが、自身を振り返ると?
「移籍というのは、正直、難しいと思う。同じサッカーをやろうとしていても、やっぱり違うと思うので」

―前半はあまりチームがよくなかったが、個人的には?
「前半は、サイドにもいくのか、真中にいるのか、難しかった。後半、細貝が残っていて、それで、自分が出た。まあ、出られるほうが出ればいいと思うので」

―強行日程が続く。
「疲れたとか、そういうのはない。みんな一緒ですし。連戦が続くのは、嫌いではないので」

●フォルカー・フィンケ監督
「とても多くのサポーターの中で、私たちはとても素晴らしい試合を見せることができた。そのことに大きな喜びを感じている。前半はいくつかのところで優れたプレーを実践することができなかった。今日の内容、結果にはとても喜んでいる。なぜなら、前回の清水戦でも私たちは質の高い、優れたプレーを見せていたが、あのような結果になってしまったので、外部の人間に対して私たちが優れたプレーを見せていたということを説明するのは簡単ではなかった。しかし、今回は内容だけでなく結果も伴った。大きな喜びを全員が勝ち取ることができたと思う。サポーターのみなさんも今日は満足してくれたと思うし、次も多くの方が来てくれることを望んでいる」

<名古屋>
●MF三都主アレサンドロ
「ここで(埼玉スタジアム)もう一回できたことはうれしかった。最高の雰囲気でやれた。楽しかったです。でも、結果が出なかったから残念。闘莉王の分も勝ちたかった」

―浦和サポーターから大ブーイングを浴びた。
「アウェーでブーイングは当たり前。でも、ここはお客さんが多いからね」

―前半と後半で流れが変わった。
「もっと粘り強く戦わないといけない。闘莉王やマギヌン、玉田がいなくても勝たないと、上位との差が広がってしまう。この悔しさで成長したい。次は必ず勝ちたい」

●FW玉田圭司
―足を痛めたようだが。
「左足の付け根です。アップのときから痛かった。大丈夫かなあと思ったけど、足が上がらなくなった。伸びちゃった感じ。筋肉がピリッときた。変な伸び方をした。あまり筋肉はやったことないから・・・。軽傷であることを祈りたいです」

―W杯メンバー発表前に怪我してしまつたが。
「目の前にあるし、意識しないことはない。だけど、Jリーグをおろそかにしたくない。次も出られるように最善を尽くしたい」

●GK楢崎正剛
「結果がすべてだと思う。不注意で1点を失って、それで相手が元気になった。それで2失点目も喫した。それ以上、ないですね。次の試合に全力を尽くすしかない」

ストイコビッチ監督
「今日は2面性のある試合だった。前半は我々の方がレッズに教訓を与えるような形で1-0で折り返した。後半は逆に我々の足が止まった。失点はDFのミスで、あのような形でレッズに勝利を与えてしまった」

―玉田の怪我は?
「15分くらいで本人には違和感があったということでハーフタイムに変えた。レッズ戦に対して、主力が4人(闘莉王、マギヌン、金崎)も欠けるのは難しいですね。我々としても難しいゲームだったが、その中でも適応していかないといけない」

―前半途中にシステムを変えたが、理由は?
「我々がピッチを支配したいということ。三都主を左に出して田中を右に広く張らせた。前半はレッズの危険なプレーはなかったと思う。ただ、後半はディフェンスラインがアクティブではなく、受身になってしまった。最初のゴールを許してから2点目をすぐに許してしまい、あれでレッズに勝利をプレゼントしてしまった」

以上

(取材・文 近藤安弘)

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