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ツッパリ回帰の本田圭佑「代表メンバー見ていない」

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ワールドカップのメンバー入りを果たした本田圭佑(CSKAモスクワ)が10日、モスクワで行なわれたロシアプレミアリーグTEREK戦に先発出場。得点に絡むことこそなかったものの、1点を追う後半の立ち上がりに決定機を量産して試合の流れを変え、4-1での逆転勝利に貢献した。

ところが本田自身は、監督から与えられたボランチのポジションに不満が抑えきれない様子。「俺はトップ下をやりたい。ボランチではプレーしたくない。チーム、監督との対決になっている」とのっぴきならないコメントを発した。
強気な口調は北京五輪前後の”ツッパリムード”を思い出させるものだ。

この日発表された日本代表については「14日のルビン・カザン戦で怪我をしてワールドカップに出られなくなるかもしれないし、今は代表のことについて話すタイミングじゃない。目の前の試合に集中する」と、質問を寄せ付けず、さらには、「選ばれたことは聞いたけど、メンバーも見ていません」とまで言った。

ただ、理想を追い求めるためなら、何にも屈することはしないという超攻撃的メンタリティーは、岡田ジャパンに必要不可欠。モスクワで一回りも二回りも成長しているギラギラレフティーが、日本代表浮沈のカギを握るのは間違いなさそうだ。

<写真>テレク戦に先発出場した本田がドリブル突破を見せる

(取材・文 矢内由美子)

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