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W杯監督インタビュー:ギリシャ監督オットー・レーハーゲル

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W杯出場チーム監督インタビューの第7回目はギリシャを率いるオットー・レーハーゲル監督。04年の欧州選手権(EURO2004)制覇がいまだ語りぐさとなっているが今大会では果たして?

─今回のW杯で、ギリシャはアルゼンチン、ナイジェリア及び韓国と同じBグループに入りました。このグループの状況をどう見ていますか?
「間違いなくアルゼンチンが実力的には一番でしょう。私にできることは、選手のコンディションを100%の状態に持っていき、W杯開幕までに準備を完了しておくことです。ナイジェリアと韓国は同じくらい強いチームですが、最高のコンディションで臨めば、我々にもグループリーグ突破の可能性はあります」

─アルゼンチンはグループリーグ突破のチケットを既に手にしているということですか?
「そうです。このグループは良くもなく悪くもないということです。アルゼンチンはこのグループの1位となるでしょうし、その他の3チーム全てにチャンスがあります。ただ、グループ2位の座を争うというだけです」

─ギリシャ代表がW杯を戦う上で、どのような困難が予想されますか?
「私が最も心配しているのは、国内のリーグ戦やUEFAチャンピオンズリーグなど、選手が参加している試合が多すぎるということです。これは選手のケガの増加という問題をもたらします。私は、トレーニングのとき、負傷を抱えた選手を見たくありません。これが最大の問題です」

─04年に欧州選手権(EURO2004)で優勝したこともあるギリシャですが、現在の目標は?
「現在のチームは非常に若いです。04年に優勝したチームは既に過去のものであり、現在のチームは全く別のチームです。今は2010年のW杯南アフリカ大会であり、全く違う試合です」

─W杯開催をする前に、選手たちに対してどのようなメッセージを伝えていますか?
「選手たちの屈強な精神とファイティングスピリットに敬服しています。グループリーグを勝ち進んでいけるよう神のご加護があると思います」

─W杯予選では、ギリシャ代表の前評判はあまり芳しくありませんでしたが、プレーオフでアンドリー・シェフチェンコ擁するウクライナ代表を破りました。勝利の秘訣についてお聞かせてください。
「選手のコンディションを見てディフェンスを固めて反撃するという戦術にしました。彼らのFWは非常に素晴らしいが、我々が自分のレベルを出し切れば、彼らに簡単にチャンスを掴ませることはありません。私は選手たちのプレーに非常に満足しています」

─監督の「1-0主義」を褒め称える人が多いですが、その神髄について聞かせてください。
「時にサッカーには結果しかないんです。これは別のサッカー哲学ですね。どれが正解でどれが間違いということではないのです」

─強力なFWであるイオアニス・アマナティディスが負傷のため今回のW杯には出場できませんが、チームに与える影響は大きいですか?
「すでにに替わりの選手も見つけていますよ」

(取材・文 馬徳興・傅亜雨?殘・・・・詞・・・洫

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