beacon

[Y☆voice_20]清水商FW風間宏矢「自分がやるべきことは点を獲ること」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第20回は静岡の名門、清水商高(静岡)のU-17日本代表FW風間宏矢選手(2年)です。元日本代表MF風間八宏氏を父に持つサラブレッド。フィジカルの強さと正確な技術を活かした突破と抜群の得点力、正確なFKでも注目を集める2年生ストライカーの現在の目標とは?

―きょうの試合(静岡県総体準決勝・藤枝明誠戦、1-0)の感想を
「チャンスはあったけれど決められなかった。ドリブルやいいパスがあっても決められなければ意味がない。ただ勝つことが大事なんで。勝てたのはよかった」

―今年の自身のプレーについては?
「自分はケガで入りが遅れて、思っていたようなプレーができていなかった。勝利につながるゴールを決められなかったし、自分らしさを出せていなかった。昨年は兄(U-18日本代表だったMF風間宏希)がいて、ボールが出てきていたけれど、今年はいないし、自分がボールを持ってチャンスをつくるという場面が多くなっている。それでもゴールの数はまだまだ少ないと思う」

―攻撃面に関しては何でもできる印象だが、自分が考えている武器とは?
「自分がやるべきことはゴールを決めること。得点に絡むこと。チャンスメークもしてゴールにつなげることだと思います」

―U-17代表のメキシコ遠征では試合終了間際に決勝FKを決めたり活躍していたが、代表については?
「試合を重ねていくうちに落ち着いてプレーできるようになっていった。チームが勝つために(コパ・チーバス2010で準優勝)貢献できたことはよかった。清商で勝つためのプレーができればまたああいう舞台に立てると思います。ただ、特別代表を意識していることはないです。チーム(清水商)で勝っていれば自然と代表に入ることができるものだと思っています」

―昨年、総体で復活Vを果たしたが今年の清水商は?
「今年のチームは上手いチームではないです。ただし、勝つこと、結果を出すことに対しては強いチームだと思う。プリンスリーグの序盤は1点取られると『ムリ』と下を向いてしまうような感じがあったけど、今は上にいこうというモチベーションの方が強い」

―最後に今年1年間の目標を
「昨年は、インターハイには出ることができたけれど、選手権予選決勝で負けて全国にいけなかった。だから今年は選手権に出てあそこで勝ちたい。個人としては先のことを考えるのではなく、今の課題をひとつずつクリアしていくことだと思っている」

(取材・文 吉田太郎)

連載:
「Youth star voice」
[高校サッカー]

TOP