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ウルグアイが40年ぶりのベスト8、韓国は16強で散る

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[6・26 10年W杯ベスト16 ウルグアイ 2-1韓国 ネルソン・マンデラ・ベイ]

 10年W杯は26日、決勝トーナメント1回戦のウルグアイ-韓国戦が行われ、ウルグアイが2-1の勝利を収めた。

 90年W杯以来、20年ぶりの決勝トーナメント進出を果たしたウルグアイは、お馴染みの4-3-3システム。GKフェルナンド・ムスレラ、4バックは右からマキシミリアーノ・ペレイラディエゴ・ルガーノディエゴ・ゴディンが負傷から復帰して2試合ぶりの先発、ホルヘ・フシレと並んだ。中盤はエジディオ・アレバロがアンカーに入り、右にディエゴ・ペレス、左にアルバロ・ペレイラ。前線はエディンソン・カバーニルイス・スアレスディエゴ・フォルランの3トップとなっている。

 一方、02年W杯以来2度目の決勝トーナメント進出となった韓国は、これまでの4-4-2から4-5-1に変更し、中盤を分厚くしてきた。GKがチョン・ソンリョン、4バックは右からチャ・ドゥリチョ・ヨンヒョンイ・ジョンスイ・ヨンピョ。中盤の底の位置にキム・ジョンウキ・ソンヨンが入り、右MFがイ・チョンヨンで左がパク・チソン。トップ下に今大会初先発のキム・ジェソンが入り、パク・ジュヨンの1トップとなった。

 試合は前半5分、まずは韓国がチャンスを作る。PA手前で得たFKからパク・ジュヨンがニアサイドに直接シュート。ボールは惜しくも左ポストを叩いた。

 その3分後、ウルグアイが先制点を奪う。左サイドでボールをキープしたフォルランがゴール前に低いクロス。DFとGKの間を抜けたボールはファーサイドに流れ、スアレスがネットを揺らした。

 反撃を試みる韓国は後半16分にキム・ジェソンに代えてイ・ドングッを投入し、攻撃に厚みを加える。そして後半23分、左サイドで得たFKからキ・ソンヨンがゴール前にクロスを送ると、DFのクリアボールをイ・チョンヨンが頭で押し込み、試合を振り出しに戻した。

 今大会、初失点を喫したウルグアイは、後半29分にペレイラに代えてニコラス・ロデイロを投入。すると、この交代が実を結ぶことになる。後半35分、右CKからフォルランがゴール前にクロスを上げると、DFのクリアボールをロデイロが頭で繋ぐ。ボールを受けたスアレスが右足で鮮やかなカーブを掛けてシュート。ボールはポストの内側を叩き、ネットに吸い込まれた。

 後が無くなった韓国は捨て身の猛攻を開始。後半42分にはパク・チソンのスルーパスに抜け出したイ・ドングッがシュートを放つと、GKムスレラの脇を抜けたボールはゴール方向へ転がる。しかし、カバーに入ったルガーノがボールを掻きだしクリア。結局、試合はそのまま終わり、ウルグアイが逃げ切った。

 勝利を収めたウルグアイは70年W杯以来40年ぶりの準々決勝進出。このあと行われるアメリカ-ガーナ戦の勝者と2日に準決勝進出を懸けて対戦する。一方、敗れた韓国は02年W杯以来、2大会ぶり2度目の準々決勝進出はならなかった。

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(文 宝田雅樹)

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