高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第25回は昨年の全国高校サッカー選手権で16強へ進出した境高(鳥取)の2年生エース、FW松川智哉選手(2年)です。1年生FWとして出場した高校選手権で注目を集めた快足ストライカー。将来性についても高く評価されているFWの現在の目標と課題とは?

―松川選手は1年生から試合に出ています。
「境に来て、練習や試合を通じて伸びることが出来ているので、本当に感謝しています。キレと体の使い方をいかしたドリブルが得意ですが、FWは貪欲にシュートを打たないといけないし、自分で打開できるようになることを意識させてもらいました。これからももっとFWらしいプレーが出来るように、プレーの幅を広げて行きたい。まだプレーがドリブルとか固定されている感じがするので、意表を突くパスとかが出せるようになればと思います」

―インターハイ予選は残念ながら決勝でライバル・米子北に1-3で敗れました。
「米子北には谷尾選手と昌子選手がいて、チームとしても、個人的にも通用しなかった。米子北としては楽なゲームだったと思います。現時点での差を感じました」

―U-19日本代表候補のCB昌子選手と対戦してみていかがでしたか?
「仕掛けてみましたが、軽くふっとばされました。ショックはありませんでしたが、やっぱりまだあの人を僕が抜くことが出来ないと、米子北に勝つことが出来ません。まだ足りないところが沢山あると痛感しました」

―その試合の後に変わったことは?
「米子北は運動量もあって、体も強いので、最近は僕もプロテインを飲んで、筋トレをして、上半身を鍛えようとしています。プレーとしては、いくらうまくなったとしても、突破できないと意味が無いし、突破できないときはチームで崩せるように、周りを生かすプレーをもっと積極的にやって行きたいです」

(取材・文　安藤隆人)

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「Youth star voice」
[高校サッカー]