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[Y☆voice_26]帝京MF高木利弥「インターハイは優勝しか狙っていない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第26回は帝京高(東京)のMF高木利弥選手(3年)です。元日本代表FWで現ロアッソ熊本の高木琢也監督を父に持つサラブレッドは突破力、得点力を兼備するアタッカー。高校1年時から公式戦での経験を積んできたMFは高校ラストイヤーの今年、どのような目標を持って臨んでいるのか。


―高校総体の全国出場、おめでとうございます
「絶対に勝ちたかったので、嬉しいです」

―個人としても1得点1アシストの活躍でしたね。決勝点となった左足のボレーは見事でした
「まぐれかもしれないですけど(笑)、ダイレクトで打つっていうのは意識していたので。入って良かったです」

―高木選手は1年生のときから主力ですが、3年生という立場についてはどう考えていますか?
「1年から経験させてもらっているので、自分がやらなくちゃいけないというのは分かっています。もっともっとコーチングをしてチームを鼓舞して、もっと引っ張っていかないといけないと思っています」

―今年のチームの特徴は?
「技術に長けている選手はいないので、前からどんどんプレスに行って、前でボールを奪ってみんなで走って、みんなでゴールにつなぐということを意識しています。今日も球際で行かないと相手を勝ることができないので、とりあえずセカンドボールだけは絶対に拾おうと話していました」

―現在の課題は?
「やっぱり残り20分になると体力が厳しくなって運動量が落ちてくるので、最後になってもっと出て行くとか、切り替えを早くするとか。そういうのを改善しないといけないと思います」

―今年は春先にイタリア遠征へ行ったそうですが
「日本とは体格の良さ、スピード、巧さがケタ違いだったので、良い経験ができたと思います。日本人は足元は長けていると思うので、フィジカルや運動量を上げていけば通用すると思うので、もっとトレーニングから意識して高い(目標)視線でやっていきたいと思います」

―現地では、国際招待大会に出場したと聞きました
「5月の頭にゴールデンウィークを含めて10日間ほど欧州遠征に行って、ウディネーゼのユースなどと試合をしました。ほかにセリエBのチームとか。イタリアだけじゃなくて、スロベニアにも行って大人のチームとも対戦しました」

―世界と言えば、ワールドカップの真っ最中ですが少しは見ていますか?
「あ、もうバッチリ見てます(笑)。日本人もできるんだ、というのを見せられているので、自分たちもやらなくちゃいけないんだという気持ちになります」

―そんな刺激を受けた上で、高校総体での目標は?
「頂点しか狙っていないので、優勝です」

(取材・文 平野貴也)

連載:
「Youth star voice」
[高校サッカー]

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