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ドイツが3大会連続の準決勝へ、アルゼンチンは歴史的大敗

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[7・3 10年W杯準々決勝 アルゼンチン0-4ドイツ グリーン・ポイント]

 10年W杯は3日、準々決勝のアルゼンチン-ドイツ戦が行われ、ドイツが4-0の勝利を収め、3大会連続の準決勝進出を果たした。

 アルゼンチンはお馴染みの4-3-1-2システム。GKはセルヒオ・ロメロ、DFラインは右からニコラス・オタメンディマルティン・デミチェリスニコラス・ブルディッソ、ガブリエル・エインセ。中盤は右からマキシ・ロドリゲス、ハビエル・マスチェラーノアンヘル・ディ・マリアが入り、トップ下はリオネル・メッシ。2トップはゴンサロ・イグアインカルロス・テベスという、前回のメキシコ戦と同じメンバーとなった。

 一方のドイツも、前回のイングランド戦と同じメンバーと布陣の4-2-3-1システム。GKはマヌエル・ノイアーで、4バックは右からフィリップ・ラームアルネ・フリードリヒペア・メルテザッカージェローム・ボアテングが入った。。中盤はサミ・ケディラバスティアン・シュバインシュタイガーをダブルボランチに、右がトーマス・ミュラーで左がルーカス・ポドルスキ、トップ下にメスト・エジルが入り、1トップはミロスラフ・クローゼとなっている。

 試合は前半3分、ドイツが左サイドでFKを獲得すると、シュバインシュタイガーのクロスをミュラーがヘディングで押し込み先制した。

 反撃するアルゼンチンは前半35分、PA内でオタメンディの縦パスを受けたイグアインが鋭い切り返しからシュート。ボールはGKノイアー正面に飛んだ。

 後半に入ると同点に追いつくべくアルゼンチンが攻勢を仕掛ける。PA内からイグアインが、その2分後にはディ・マリアがミドルシュートを放つも、いずれもGK正面となった。

 アルゼンチンがチャンスを逸した直後、ドイツが追加点を奪う。後半23分、ケディラのパスを受けたミュラーが倒れ込みながらもスルーパス。抜け出したポドルスキがDFとGKを引き付けてゴール前に折り返すと、クローゼが無人のゴールにボールを押し込み、ドイツがリードを拡げた。

 さらに後半29分、ショートコーナーから左サイドでボールを受けたシュバインシュタイガーがゴール前に切り込み、3人をかわしてマイナスのパス。これをフリードリヒが押し込み、追加点を挙げる。

 そして後半44分、カウンターからポドルスキのパスを左サイドで受けたエジルがゴール前にクロス。クローゼがダイレクトボレーで合わせ、駄目押し点を決めて試合を締め括った。

 勝利を収めたドイツは、7日に行われる準決勝でパラグアイ-スペイン戦の勝者と対戦。一方、敗れたアルゼンチンは74年W杯2次Lオランダ戦以来の4点差という歴史的大敗。90年W杯以来、5大会ぶりの準決勝進出はならなかった。

<写真>チームの3点目を決めたフリードリヒをチームメイトが祝福
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(文 宝田雅樹)

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