JFAプリンスリーグ(U-18)東海は10日、1部・2部の最終節が行われ、1部では6勝3分の清水エスパルスユース(静岡)が優勝した。

　勝てば自力での優勝が決まる清水ユースは四日市中央工高(三重)と対戦。後半8分にFW成田恭輔のゴールで先制したものの、四中工のエースFW山口幸太に勝ち越しゴールを決められるなど逆転を許してしまう。それでも試合終了間際の45分、MF深澤諒也が起死回生の同点ゴールを決めて2-2で引き分けた。
　
　小幡元輝の2ゴールなどで海星高(三重)を4-2で下した名古屋グランパスU18(愛知)と勝ち点21で並んだ清水ユースだったが、得失点差で1点上回り、03年以来7年ぶりの優勝を果たした。

　勝者が来年スタートする全国リーグ出場圏内の3位となるジュビロ磐田ユース対静岡学園高(ともに静岡)は静岡学園がゲームメーカーのMF大島僚太の先制ゴールなどにより3-0で快勝。清水ユース、名古屋U18とともに全国リーグ参戦の権利を手にした。

　なお、今秋の高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権には清水ユース、名古屋U18、静岡学園高、磐田ユースの4チームが出場する。


【東海1部】
[第9節]
磐田ユース 0-3 静岡学園高
[静]大島僚太(31分)、片井拓己(39分)、鈴木健太(89分)

藤枝明誠高 2-3 中京大中京高
[藤]原口祐次郎(20分)、岩田直康(64分)
[中]宮市亮2(5分、15分)、谷中優斗(90分)

名古屋U18 4-2 海星高
[名]奥村駿(2分)、小幡元輝(47分、55分)、高原幹(89分)
[海]中村純司(64分)、西里佳佑(83分)

清水商高 2-2 常葉橘高
[清]風間宏矢(59分)、新井一輝(81分)
[常]坂口翼(45分)、山本望生(64分)

清水ユース 2-2 四日市中央工高
[清]成田恭輔(53分)、深澤諒也(90分)
[四]太田尚志(58分)、山口幸太(79分)

【東海2部】
[第9節]
藤枝東高 1-0 磐田東高
[藤]岩崎慎平(7分)

岐阜工高 2-3 三重高
[岐]高橋侑椰(39分)、内木健智(52分)
[三]平野勇次(57分)、森下彰大(68分)、鎌田竜太(72分)

加藤暁秀高 0-0 帝京可児高

岡崎城西高 2-1 飛龍高
[岡]高橋佑弥2(68分、73分)
[飛]後藤佑斗(86分)

(文　吉田太郎)

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