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湘南は公式戦9戦勝ちなしも、前浦和の都築が“光”

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[7.14 J1第11節 鹿島 1-0湘南 カシマ]

 最下位の湘南ベルマーレは相次ぐけが人による苦しいチーム状況を抱える中、王者・鹿島相手に0-1で敗戦。

 勝てば一気に15位へ浮上となったが勝利はならず、これでナビスコ杯も含め9戦連続勝ち無しの状況となってしまった。

 そんな中でも光明となったのが、急きょ浦和から獲得し、初先発したGK都築龍太だ。FWアジエル、FW新居辰基らがけがで離脱中と苦しい台所事情だが、湘南の新守護神ここにありとプレーで示した。

 試合は前半9分にMF野沢拓也のゴールで失点。その後も、バイタルエリアから幾度もシュートを許してピンチを迎えるが、GK都築が好セーブを連発。後半5分、同9分には立て続けに左サイドから攻め込まれるも、捨て身のセーブでなんとかゴールを死守。元日本代表としての意地をみせ、なんとか失点1でゲームを終えた。

 湘南によると、試合後には「勝ちたかったです。最悪でも引分けにしたかった」と悔しさを露わにしたが、好セーブを連発した守護神へ反町監督は「内から出てくるエネルギーというのは非常に感じられました。それがよかったと思います」とコメント。早くも信頼を獲得したようだ。

 ここまで1試合平均の失点が2点を上回る状況だった湘南が、90分の猛攻に1失点で耐えたのは大きい。今後、中断期間に獲得したMFエメルソンの出場、けが人復帰の目処も立つなど、湘南にとっての好材料は多くある。

 新守護神を中心に今回みせた守備力を落とすことなく、攻撃陣が復活してくれば・・・。何とか浮上のきっかけをつかみ、残留圏に順位を上げたいものだ。

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