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G大阪、平井の得点ランクトップタイ弾も実らずドロー

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[7.14 J1第11節 G大阪1-1京都 万博]

 後半戦の巻き返しを狙うガンバ大阪は、若きエースFW平井将生が得点ランクトップタイに並ぶリーグ戦8得点目を決めたが、追いつかれて1-1の引き分け。10位と“らしくない”位地に付けている。

 日本代表でW杯に参戦していたG大阪の大黒柱、MF遠藤保仁は帰国セレモニーに登場したが、試合はコンディションが十分でないために欠場した。それでも0-0の後半2分、平井が相手DFが弾いたボールを右足で豪快に決めて先制に成功した。だが今季の不調があらわすように、チームは乗り切れない。同17分に京都MF角田誠に同点弾を許した。

 クラブによると、西野朗監督は平井については「素直に得点したということは大きなことだと思う。自分のコンディションも腰を悪くして万全でない中、よく獲ってくれた」と評価したが、「イ・グノや遠藤が不在の中で、キャンプを含めチームを作ってきて、最終的には中盤の構成がコントロールしきれていないので、前線とのコンビネーションが作りきれていない」と遠藤不在を嘆いた。

 日刊スポーツweb版によると、平井は「勝ちたかったですけれど、考えても仕方がない。すぐに頭を切り替えたい。次は浦和戦ですから」と名古屋FWケネディと並ぶ得点ランク首位に立つゴールの喜びもほどほどに、勝てなかったことへの悔しさをにじませた。

(文 近藤安弘)

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