beacon

湘南が約3カ月ぶりの勝利で最下位脱出!

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.18 J1第13節 京都0-1湘南 西京極]
 ついに最下位脱出! 湘南ベルマーレが4月25日の仙台戦以来、5試合ぶりの今季3勝目を挙げ、16位と最下位を脱出した。
 この日はいきなり、新加入の助っ人MFエメルソンを先発させ、同じく新加入の助っ人FWヴァウドをベンチに待機させた。いわば“新しい湘南”をアピールしたい試合だった。しかし、前半から攻め込まれて守戦一方。ジャーンと村松大輔のCBコンビのほか、田村雄三や特別指定選手の永木亮太らが粘り強く守り、何とか失点は防いだ。
 苦しみながらも前半を0-0で折り返すと、後半開始1分、山口貴弘のパスからFW阿部吉朗が右足できっちりとゴールを決めて先制に成功した。阿部は2試合ぶりの今季4得点目だった。
 このゴールで盛り返すかと思われたが、その後もディエゴ、ドゥトラと助っ人陣を中心とする京都攻撃陣に攻め込まれる。終わってみれば、京都に23本のシュートを打ち込まれていた。それでも何とか最終ラインで跳ね返し、5試合ぶりの無失点で終えたが、攻撃陣はシュート3本のみと、相変わらずの迫力不足を露呈した。後半28分からはFWヴァウドが登場。シュートはなかったが、今後の連携向上に期待したい。
 残留争いをするであろう京都に敵地で勝利したことは大きい。勝ち点も12に伸ばし16位に浮上した。まだ降格圏からは脱出していないが、13位のF東京までは勝ち点差3で、中位クラスの背中も、そう遠くない。
 殊勲弾の阿部は、試合後のテレビインタビューで「前半(FWの)3枚が開きすぎてたので、なるべくペナルティーエリアの近くにいるように心がけて、これでいい形で点が取れた。前節の鹿島戦(0-1敗戦)はすごく悔しい思いをしたので、何とか勝ちたいと思った。ここからスタート。順位は気にせず、目の前の1勝を勝ち取っていくだけ」と目先の順位にとらわれず、一戦必勝を目指すことを宣言していた。
(文 近藤安弘)

TOP