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2試合連続の"奇跡"ならず、G大阪は後半ロスタイムに沈む

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[7.24 J1第14節 横浜FM1-0G大阪 日産ス]

 ガンバ大阪にとっては前節の浦和戦(3-2)に続く後半ロスタイムの失点だった。浦和戦は失点直後に決勝点を奪い返したが、“奇跡”は2度も続かなかった。

 シュート数は18本対18本。お互いにチャンスはあったが、前半立ち上がりなどは完全にG大阪の時間帯だった。「そこで決め切れないのが連勝できない原因」とMF橋本英郎は指摘する。「向こうは天野(貴史)がひとりの頑張りで試合を決めた。逆に僕らが頑張れれば勝てていたかもしれない。ああいう風に頑張れる選手がいなかった」と自戒を込めて語った。

 誤算があったとすれば、後半30分にDF山口智が足をつってDF高木和道と交代したことか。西野朗監督は「本人が×印を出した。戦術的な交代ではない」と説明。「あのカードはプラン外だった。勝負をかける1枚を切りたかったし、DFのカードは切りたくなかった」。3枚目の交代枠を失い、終盤の勝負どころでカードを切れなかった。

 5試合ぶりの敗戦で、首位・鹿島との勝ち点差は12に広がった。今季は14節を終えて、いまだ連勝がない。乗り切れないチーム状況そのままに、優勝戦線が遠のいてきた。

(取材・文 西山紘平)

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