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横浜FMvsG大阪 試合後の選手コメント

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[7.24 J1第14節 横浜FM1-0G大阪 日産ス]

 J1第14節は24日、各地で6試合を行い、日産スタジアムでは横浜F・マリノスガンバ大阪が対戦。横浜FMは0-0の後半ロスタイム、プロ初先発となった現役高校生のFW小野裕二のアシストでDF天野貴史が劇的な決勝点を決め、1-0で競り勝った。
以下、試合後の選手コメント

<横浜FM>
●FW小野裕二
―決勝点のシーンは?
「最後仕掛けて、天野さんの声が聞こえた。自分でシュートを打つ選択肢もあったけど、確実に。前半から仕掛けて、シュートを打っていたから、相手も距離を取って寄せてこなかったので、パスを出せた」
―緊張は?
「アップのときは緊張したけど、試合に入ったときは全然大丈夫だった。自分の中では90分もたないと思っていて、45分でいいから全部走ってやろうと。最初から仕掛けていった結果、得点につながった」
―途中出場した広島戦と比べると?
「練習でも(中澤)佑二さんとか寄せが早いので、練習で慣れてきた分、試合でもこないだよりできた。0-3で負けて悔しかったので、勝ててよかった。ただ、失う回数も多かったので」
―どういうプレーをしようと思った?
「自分の特徴を出して、ゴールを決めれればいいなと思っていた。もう少し裏でも受けないといけない。シュンさん(中村俊輔)からいいボールも来たのに、トラップミスをしてしまって。こういう試合ではああいうミスをしたらいけない」
―だいぶ慣れてきた?
「こないだはシュートもあまり打てなかったけど、今日は打てたし、ポストもあった。だんだんJ1のレベルに慣れてきたと思う。もっと慣れて、点を取れるようにしたい」
―試合前に宇佐美と話していたが?
「“点、取るなよ”と言われたので、“お前もな”って」
―ゴールのときは天野が見えていた?
「見えてなかったけど、声も聞こえたし、練習でもやっていたので。あとは感覚で。シュートを打てて、DFが届かないところに出そうと。天野さんがうまくGKを外して決めてくれた」

●MF中村俊輔
「PKを外してもちゃんと勝ち点3を取れてよかった。個人としてもチームとしてもボールを失うことが多かったけど、暑いからこそボールを失わないようにしたい。決勝点はアマ(天野)があそこまでよく走っていたし、小野もタメをつくってくれた」
―小野のプレーは?
「サイズが小さい分、ステップが相手と合わないというか、ドリブルの仕掛けで少しリズムが他の選手と違う。仕掛けられる選手はマリノスにあまりいないし、いい選手だと思う」
―遠藤と久々の対戦だったが?
「ヤット(遠藤)もそうだけど、橋本とか加地とか明神とか、そういう選手とやるのも久しぶりで楽しかった」
―次節以降に向けては?
「まだ先発が結構変わるので、早くマリノスの形をつくっていけるようにしたい」
―コンディションは?
「普通です」

●DF天野貴史
―ゴールの場面は?
「(小野)裕二はずっといいプレーをしていたし、仕掛けていた。最後、パスが来るかなと思っていたら本当に来て、決めるだけだった」
―磐田戦も終盤に決勝点を決めた。
「最後は気持ちというか、なんかやってやろうと。それが結果になってよかった」
―次節に向けては?
「暑い試合が続くので、1試合1試合大切に勝ち点3を目指してやっていきたい」


●FW宇佐美貴史
「最後にやられる形が多いので、しっかり粘り切ることが大事だと思う。後半は自分も含めて足が止まったけど、相手にはもうひとふん張りがあった」

●MF橋本英郎
―立ち上がりはチャンスがあったが?
「そこで決め切れないのが連勝できない原因。向こうは天野(貴史)がひとりの頑張りで試合を決めた。逆に僕らが頑張れれば勝てていたかもしれない。ああいう風に頑張れる選手がいなかった」
―小野の印象は?
「うちの(宇佐美)貴史と違ってずっと走っていた。オフザボールの動きがあるし、それを繰り返していた。17歳であれだけできるのはすごい」

(取材・文 西山紘平)

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