beacon

"J2得点王"の大黒、F東京移籍2戦目で初ゴール

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.25 J1第14節 湘南1-3F東京 平塚]

 2試合連続引き分け中だったFC東京は中断期間に横浜FCから獲得したFW大黒将志が移籍後初ゴールを決めるなど攻撃陣が奮起し、湘南に3-1で快勝した。

 試合は立ち上がりからF東京ペース。前半39分、FWリカルジーニョのクロスからMF森重真人がダイビングヘッドで先制点を挙げると、同44分には再び左サイドを突破したリカルジーニョを起点にMF羽生直剛が追加点を押し込んだ。

 そして後半13分、大黒が右足で待望の移籍後初ゴール。F東京デビューとなった前節の神戸戦(2-2)は先発フル出場し、先制点の起点になったが、ゴールは決められず、チームも2-0から追いつかれるなど悔しい思いをしたストライカーが移籍2戦目で期待に応えてみせた。

 その後1点を返されると、後半30分にMF大竹洋平に代えてDF椋原健太を投入。同36分には森重を下げ、JリーグデビューとなるDF高橋秀人をピッチへ送り込む手堅い采配で逃げ切った。

 大黒は試合後のテレビインタビューで「前半決めれるチャンスがあった。そこでもしっかり決めていれば」と初ゴールにも満足せず、貪欲に語った。今季、横浜FCでは16試合に出場し12得点。現在もJ2の得点ランキングでトップに立っている点取り屋はさらなるゴール量産を狙っている。

 MF石川直宏が熱中症の影響で先発を回避し、攻撃陣に不安を抱える中での試合だったが、蓋を開けてみれば3-1。サイド攻撃をしっかりと得点につなげ、新戦力も得点という結果を残すなど“夏場の反攻”へ狼煙をあげる快勝となった。

(文 片岡涼)

TOP