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鹿島3発快勝も…西村主審がオリヴェイラ監督を退席処分

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[7.31 J1第16節 鹿島3-0神戸 カシマ]

 鹿島アントラーズヴィッセル神戸の一戦は、MF野沢拓也の2ゴールなどで鹿島が3-0で勝ち、首位を守った。2位清水と勝ち点1差、3位名古屋とは勝ち点2差と、負ければ首位陥落の可能性もあったが、終わってみれば3発快勝で今季のホーム無敗記録も8に伸ばした。 

 試合は前半8分、MFフェリペ・ガブリエルの左クロスにFWマルキーニョスがニアサイドへ走り込むと、この動きがおとりとなり、PA中央の空いたスペースに飛び込んだ野沢が頭で合わせ、先制点を奪った。

 さらに前半32分、MF小笠原満男の左CKに合わせたのも野沢。PA手前に上げたボールに後方から走り込むと、左足で豪快なミドルシュートを叩き込んだ。野沢はこれで今季通算7得点となり、得点ランキングでも4位に浮上した。

 後半29分にもカウンターから野沢のラストパスを受けたマルキーニョスがダメ押しゴールを決め、3-0。試合を決定付けた。

 ところが、その後思わぬアクシデントが起こる。後半33分、CKの流れの中で神戸の選手にハンドがあったとしてオズワルド・オリヴェイラ監督が猛抗議。南アフリカW杯で4試合担当した西村雄一主審から退席処分を命じられた。

 試合はそのまま3-0で逃げ切ったが、暫定3位の清水と激突する次節は指揮官不在の試合となる。それでも野沢は試合後のインタビューで「勝ち続けるしかない。今日の勝ちよりも次の勝ち」と強調。いかなるハンデがあろうと、3連覇中の王者として勝利だけを目指していく。

(文 片岡涼)

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