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大久保出場停止の神戸、2戦連続3失点と守備が崩壊

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[7.31 J1第16節 鹿島3-0神戸 カシマ]

 FW大久保嘉人を出場停止で欠くヴィッセル神戸は鹿島に0-3で惨敗した。

 大久保の代役はFW茂木弘人。今季は左サイドバックでの起用が多いが、元ストライカーらしくスピードを生かして鹿島ゴールに迫った。

 攻撃力が持ち味のDFジウトンの背後を突こうと、右サイドから積極的に攻め込んだが、鹿島もしっかり対応。ジウトンが上がったスペースにMF小笠原満男、MF野沢拓也、DF中田浩二が交互にカバーに入り、攻撃の芽を摘んだ。

 前半を0-2で折り返すと、後半開始からFW都倉賢に代えてMF朴康造を投入。茂木が1トップに入り、2列目に右から朴、MFボッティ、MFポポと並ぶ4-2-3-1に変更した。

 すると後半23分、この日最大の決定機が訪れる。茂木がカウンターから抜け出し、自らドリブル突破。DF岩政大樹を振り切ってシュートを放ったが、GK曽ヶ端準が右手1本でファインセーブを見せた。

 その直後の後半29分に決定的な3失点目を喫し、万事休す。神戸によると、三浦俊也監督は「内容では圧倒されたという風にはあまり思っていません。決定機の数もそれほど変わりません」と話し、エース不在の中でもチャンスをつくったことを評価していたが、結果は2試合連続の3失点で連敗。まずは守備の整備が急がれる。

(文 片岡涼) 

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