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反町監督「DFにつける薬があるなら2千万円でも払う」

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Text alert@平塚
今季J1ワーストの6失点。湘南ベルマーレが守備の崩壊で3連敗を喫し、16位から17位へとさらに順位を下げた。

開始3分、小野伸二にロングシュートを打たれ、GK都築龍太がキャッチを試みるも、ファンブルしたボールが左ポストへ。あわや失点というプレーで守備陣全体が浮足立ったのか、その1分後、今度はDFのクリアミスからあえなく先制された。

その後は岡崎慎司の裏を突く動きに翻弄され、最終ラインがどんどん下がってしまう。1対1の対応もまずく、前半26分で0-4とされた。攻撃陣の踏ん張りで3点を返したものの、最終スコアは3-6。連敗中の3試合の失点は11と膨れ上がった。

反町康治監督は「最初にいきなり入れられて、10点を超えちゃうんじゃないかと思った。DF陣の積極性が足りない。つけて明日良くなる薬があるなら1千万円でも2千万円でも払う」としかめっ面。しかも、「明るい話をするならエメルソン」と言いかけた瞬間、足元にゴキブリが出現して、必死にそれを追い払わなければならない始末。指揮官からは思わず「ハァ」というため息が漏れた。

向こう2節は15位の大宮アルディージャ、14位のヴィッセル神戸と、下位チーム同士の対戦が続く。ここで勝ち点を積み上げられないようなら、J2降格の危機がさらに増す。湘南に試練の8月がやってきた。

<写真>湘南の反町監督
(取材・文・矢内由美子)

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