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広島が槙野の豪快FK&寿人2発で京都に勝利!

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[8.1 J1第16節 広島3-0京都 広島ビ]
 サンフレッチェ広島は攻守の主役がゴールを奪い、秋田豊新監督率いる京都に3-0勝利。J1再開後3勝1分けと調子を上げ、6位に浮上した。
 前半、広島はミキッチがケガのために序盤で緊急交代するアクシデントに見舞われたほか、秋田新監督のもとで何とか勝利をつかもうとする京都にややリズムをつかまれた。しかし持ち前の運動量でしっかり守り、前半を0-0で折り返す。そして後半、反攻に出た。
 口火を切ったのはDF槙野智章だった。後半5分、左45度約30m付近で得たFKを直接狙い、豪快にぶち込んだ。距離に加え、低い弾道のボールで観衆の度肝を抜いた。これでチームが勢いに乗るとエースも仕事をした。
 後半20分、FW佐藤寿人が森崎浩司の右CKにニアに飛び込んで右足を合わせてゴールネットを揺らすと、同39分にはPKをしっかりと決めて3-0と試合を決めた。佐藤はこの日の2得点で今季通算8得点とし、得点ランク3位タイに浮上した。
 広島によると、ペトロヴィッチ監督は「今日の試合は妊娠した女性が子どもを生んだときにたとえられるのではないか。子どもを生むためには痛みを伴い、とても大変だと思う。そうやった頑張ってこそ、子どもが生まれる。今日の試合も槙野がゴールを決めるまで、選手たちは大変だった。しかし、槙野のゴールという子どもが生まれて、みんな幸せな気持ちになったのではないか」とスーパーFKを決めた槙野を称えていた。
(文 近藤安弘)

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