[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.3 全国高校総体3回戦 ルーテル学院 2-0 東海学園 具志川多種目球技場Bコート]

　2試合連続のFK弾。ルーテル学院(熊本)の小野秀次郎監督が「昨日より素晴らしかった。あの子のFKは非常に魅力がある。高校レベルでは対応するのは難しい」と絶賛したFKキッカーがMF嶋昂心(3年)だ。前半1分、得意のゴール正面左寄りの位置からのFKのチャンス。距離はやや長かったが、右足から放たれた一撃は風にも乗ってゴール右隅へと吸い込まれた。

　2回戦の宇和島東戦では後半ロスタイム突入から3分後に劇的な決勝FKを決めていたが、今回は電光石火ともいえる開始1分弾。嶋は「FKはいつも練習後に蹴っていて自信がある。入ってうれしかった」と喜んだ。それでも「得点以外はまだまだ。自分の力を出すことができていない」とボランチとしてプレーについては反省。だからこそ、滝川二との準々決勝ではFK以外でもチームに貢献して「ベスト4を目指す」と力を込めていた。

(取材・文　吉田太郎)
写真協力『高校サッカー年鑑』

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平成22年度全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」
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