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神戸は今季初の連勝に失敗。大久保が決定機外す……

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[8.14 J1第18節 神戸0-0湘南 ホームズ]
 ヴィッセル神戸は再三の決定機を作りながらホームの湘南戦に0-0のドロー。前節の浦和戦に1-0で勝利して連敗を2で止めて勢いに乗るかと思われたが、今季初の連勝に失敗した。
 CF都倉賢とSB茂木弘人のレギュラー2人を欠いた臨んだ一戦。都倉は5月5日の湘南戦(2-2)で2得点、茂木は6月9日のナビスコ杯・湘南戦(3-2)で2得点と“湘南キラー”で、不在の影響が心配されたが、司令塔のボッティらを中心に中盤を支配した。
 前半15分にはカウンターからFW大久保嘉人が縦パスに抜け出して突進。GK都築龍太を交わして決定的なシュートを放つも、戻ってきた湘南DFジャーンに間一髪で止められ、決定機を逃した。同29分にも左CKの流れから再び大久保がシュートを狙うも、これも枠外。なかなかゴールが決まらない。
 嫌なムードが漂う中、前半ロスタイム、湘南にPKを与えるピンチを迎えた。これはFW中村祐也のキックをGK榎本達也がファインセーブ。攻撃陣が決め切れない中、守備陣は踏ん張った。
 神戸は後半開始から、流れを変えようと中断期間中に獲得したFWイ・ジェミンを初出場させた。スピードが持ち味のイは、何度か武器を活かしてチャンスを作ったが、ゴールにはつながらない。後半の途中から湘南がリズムをつかみ始め、結局はスコアレスに終わった。
 押し込みながらも得点が奪えず、17位湘南に引き分けに持ち込まれた神戸は暫定13位と、なかなか中位に飛躍できない。三浦俊也監督は、試合後のテレビインタビューで「悔しい。前半は理想的だったが後半は相手に流れがいってしまった」と再三訪れた決定機を逃したことを悔しがった。
 この後、神戸は磐田、山形と下位チームとの対戦が続く。J1残留のためには、負けられない相手だ。今回は負けなかったことを良しとし、後半戦スタートの仕切り直しをしたい。
(文 片岡涼)

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