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神戸は2度のリード守れず逆転負けで15位へ転落

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[8.18 J1第19節 磐田3-2神戸 ヤマハ]

 13位ヴィッセル神戸は2度のリードを守れず、2-3の逆転負けで15位へ後退した。

 出場停止からFW茂木弘人とFW都倉賢が戻ってきたものの、FW大久保嘉人が体調不良で欠場。さらにMFボッティも連戦の影響で起用を見送られ、茂木が加入後初先発となったFWイ・ジェミンと2トップを組んだ。

 前半3分、右CKのこぼれ球をMFポポが右足ダイレクトで蹴り込み、先制したが、同20分に同点に追いつかれる。それでも同31分、PA内でMF朴康造がDFパク・チュホに倒され、PKを獲得。これをポポが落ち着いてゴール左に決め、2-1と再びリードを奪った。

 ところが、2度目のリードも守り切れない。後半36分、MFジウシーニョの左クロスに対し、DF北本久仁衛が痛恨のハンド。今度は逆にPKを与えてしまい、FW前田遼一のキックはGK榎本達也が足に当てたが、そのままゴールへ吸い込まれ、2-2の同点に追いつかれた。

 神戸によると、ポポが「勝っている試合で、焦らなくてもいい場面で焦ってしまい、落ち着きをなくすシーンが確かに今までの試合でもあった」と振り返った通り、あまりにも簡単にリードを失い、後半8分にはついに逆転ゴールを献上。同12分、ハットトリックを狙うポポが渾身のシュートを放ったが、後半から出場のGK八田直樹の好守に阻まれ、そのまま2-3で敗れた。

 前節の湘南戦(0-0)に続き、残留を争うライバルとの直接対決2連戦でいずれも勝ち点3を奪えず、気が付けば順位も残留圏内ぎりぎりの15位。16位の仙台とは勝ち点4差となり、いよいよ尻に火が付いてきた。

(文 片岡涼)

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