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8月勝利なしの鹿島、岩政「毎年同じことを繰り返している」

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[8.21 J1第20節 鹿島0-1C大阪 カシマ]

 王者がまたも夏場に失速だ。鹿島アントラーズは今季ホーム初黒星で4試合勝利なし(2分2敗)となり、順位もC大阪に抜かれ、暫定3位に後退した。

 昨季も8月は2勝3敗と苦戦し、8月から10月にかけては悪夢の5連敗を喫した。終盤の5連勝で3連覇を達成したとはいえ、今回は8月に入って2分2敗と勝利がない。

 DF内田篤人、DFイ・ジョンスが立て続けに移籍し、FWマルキーニョスは負傷離脱中。この日はDFジウトン、MF中田浩二も出場停止と戦力的に苦しい状況ではあったが、チーム全体で運動量が上がらず、ミスも目立つなどなかなか明るい兆しが見えてこない。

 DF岩政大樹は「問題点を指摘しても、チームにとってよくないこともある。かといって毎年同じことを繰り返している。理由を探して見つかるなら、どのチームも勝てると思う」と苦渋の表情。「内容云々より結果。プレーの精度どうこうより、今は勝ちがほしい。そういうプレーが求められていると思う」というDF新井場徹の言葉にも実感がこもっていた。

<写真>鹿島DF岩政(3番)
(取材・文 西山紘平)

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