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広島が服部&寿人で4戦ぶり白星。寿人は珍パフォーマンス!

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[8.21 J1第20節 F東京0-2広島 味スタ]

 サンフレッチェ広島がシュート数3倍(15:5)と圧倒的にゲームを支配してF東京に2-0勝利。連敗を3でストップした。

 前半から中盤を支配し、ペースを握った。パス回しのほか、DF槙野智章のオーバーラップなどでチャンスを作ったが、それでも前半はF東京の粘り強い守備に防がれ0-0で折り返した。

 後半も相変わらず広島ペースで、同12分についに均衡を破った。MF服部公太が高萩のスルーパスに抜け出して左足を一閃。昨年6月以来となる今季初ゴールで先制点を奪った。

 するとエースも爆発した。後半20分、FW佐藤寿人が左サイドからの服部のグラウンダーパスに反応。クリアしようとしたF東京のDFキム・ヨングンの背後からボールをかっさらい、貴重な2点目を決めた。佐藤は4試合ぶりの一発で今季リーグ戦9得点とした。

 佐藤はゴール後、広島サポーターが手作りしていたコーナーフラッグの模倣版をスタンドから受け取り、振り回して喜びを爆発させた。本物よりもかなりの太さだったが、気にせずに掲げてファンを喜ばせた。

 エースは試合後のテレビインタビューで、「きょう試合前、コーナーフラッグを持っているサポーターの人を見つけて、青山と、点を取ったら(サポーターの元から)取りにいこうと話していたんです」といたずらっぽい笑顔をみせた。

 広島はミキッチのほか、15日の川崎F戦で復帰したばかりの元日本代表MF山岸智を怪我で欠くなど苦しい状態が続いていた。F東京の調子が良くないとはいえ、敵地での勝ち点3は大きい。目標とする2年連続ACL出場へ向けて今後の再浮上を狙う。

(文 近藤安弘)

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