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京都は約3カ月半ぶりホーム戦ゴールも、90分に失点し16戦白星なし

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[8.21 J1第20節 京都1-2横浜FM 西京極]

 最下位の京都サンガF.C.は3倍以上となるシュート16本(相手は5本)を放ちながら横浜FMに1-2敗戦。少なくとも2試合連続のドローに持ち込めるかという展開だったが、1-1の後半45分に失点。これで16試合連続で白星から見放された。

 前半21分にオウンゴールで先制を許したが、後半19分にMF中村太亮のリーグ戦初ゴールで同点に追いついた。これは何と、リーグ戦では5月5日の清水戦(2-4敗戦)以来となるホーム戦5試合&約3カ月半ぶりのゴールだった。

 その後はディエゴや途中出場の元日本代表FW柳沢敦らが奮闘してチャンスを作る。終盤、柳沢が右からのクロスに抜け出して右足を合わせたが、わずかに枠を捕らえることができなかった。

 そんな中で、流れが傾く。そして落とし穴が待っていた。後半45分にゴール前のパス交換から横浜FMのMF河合竜二に突破されてゴール右上隅に勝ち越しゴールを決められた。

 京都によると、秋田豊監督は「チームとしてやろうとしていることは80~90%できていますが、最後の粘りというところで集中力が切れてやられている現状です。選手たちは前向きにハードワークして戦って、自分がやろうとしているサッカーについて来てくれています。ここで勝ち星が欲しいです」と悔やんでいる。

 初ゴールの中村は「自分の得点よりチームとして負けてしまったことが残念ですし、勢いづいたところで逆転までいかないといけなかった。アキさん(秋田監督)になって試合に使ってもらっていますし、そこで結果を残していかないと出ている意味がないですし、もっともっと攻撃はもちろん守備でも体を張ったプレーをしていきたいと思います」とコメントした。

 日に日に試合内容はよくなっており、結果さえ出れば-、の空気も漂う。決定力はすぐにアップするわけではないが、練習から積み重ねていくしかない。

(文 近藤安弘)

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