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横浜FMは松田&河合の“Wボランチ”が入れ替わりで活躍

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[8.21 J1第20節 京都1-2横浜FM 西京極]
 横浜F・マリノスはベテランが仕事をやってのけた。MF松田直樹とMF河合竜二の“ボランチコンビ”が奮闘し、後半45分の土壇場で2-1勝利をおさめた。
 ますは松田だ。前半21分、右サイドをオーバーラップして、低く速いクロスを入れた。すると、戻りながらボールをクリアしようとした京都守備陣がクリアミスし、そのままゴールネットに突き刺さった。仮に京都守備陣が触らなくても、その後ろにはFW坂田大輔が走りこんでおり、1点物だった。オウンゴールとはいえ、松田の思い切った突破が導いた。
 後半に同点に追いつかれたが、横浜FMの木村和司監督は後半36分に、疲れが見えた松田に代えて河合を投入した。横浜FMによると、指揮官は「松田があそこのところでボールへ行けなくなったのと、あそこからの展開で起点になっていかなくてはならないのを出来なかったので、そのへんをやってくれと」といって送り出したようだが、河合がゴールの起点になるどころか、自らヒーローになった。
 後半45分、同じく途中出場の山瀬功治とのパス交換でPA右を侵入し、右足を一閃。ニアサイドで狭いコースだったが、ゴール右上隅に勝ち越しゴールを決めた。河合にとって今季初ゴールは、上位争いに踏みとどまる一発だった。
 横浜FMによると、木村監督は「まあ、あそこまで行ってゴールするというのは、自分の判断ですから、本当によく期待に応えてくれた。ああやって交代して出た選手が活躍してくれれば、監督としてもうれしい。ボランチは、どうしても攻守の起点になる。今日もああやって、あれだけのことをやってくれた。ウチは清水、河合、松田とベテラン3人で、暑い中頑張ってもらいたい。年齢じゃない」とベテランを評価していた。
(文 近藤安弘)

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