beacon

[SBS杯]永井!藤田!小林!U-19代表がスペインに続きガーナも撃破!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.22 SBS杯第2日 U-19日本代表 4-1 U-19ガーナ代表 藤枝総合]

 U-19日本代表、ガーナも撃破!SBS杯国際ユースサッカーは22日、静岡県藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で大会第2日目を行い、U-19日本代表がU-19ガーナ代表と対戦。U-19日本代表はFW永井龍(C大阪)の2試合連続となる2ゴールとMF藤田息吹(慶應義塾大)、MF小林祐希(東京Vユース)のゴールにより、4-1で快勝した。前日のスペイン戦に続き、10月に行われるAFC U-19選手権(中国)へ向けて弾みとなる勝利。2戦2勝の日本は24日の最終戦で静岡ユースと対戦する。

 U-19代表が止まらない。時差等の疲れがあるとはいえ、抜群の身体能力で静岡ユースを下しているアフリカの雄・ガーナを4発で撃沈した。前戦と同じくこの日も4-4-2システムの日本はスペイン戦から先発7人を入れ替え、GKが川浪吾郎(柏)で4バックは右から岡本拓也(浦和ユース)、キローラン木鈴(東京Vユース)、平出涼(F東京)、古林将太(湘南)。中盤中央に加藤大(新潟)と小島秀仁(前橋育英高)が入り、右が小林で左が藤田。2トップは永井と杉本健勇のC大阪コンビだった。

 スペインとの初戦をサイド攻撃から永井が決めた鮮やかな2発により2-0で勝利している日本。この日も火付け役となったのは永井だった。前半22分、GK川浪のフィードを杉本がガーナDF陣に競り勝ち、頭でDFラインの後方へと落とす。これにいち早く反応した永井が右足で2試合連続ゴールを決めた。「打ったら入る。この感覚が終わったら恐い」と笑顔を見せた永井。さらにこの6分後、日本は高速カウンターから2点目を奪う。

 28分、キローランがPA付近でクリアしたボールを拾った藤田が左サイドのスペースへとパスを送る。これを受けた永井が中央へ走りこんだ藤田へ折り返すと、藤田が素晴らしい左足シュートをゴール右隅へと突き刺した。33分にはガーナのDFモートン・フランシスに左足のスーパーミドルを叩き込まれたが、暗雲を吹き飛ばしたのは再び永井だった。39分、ドリブルで仕掛けた永井の強烈な右足シュートがゴール左ポストを叩いてそのままゴールイン。布啓一郎監督も「彼の持ち味をしっかり出していた」と評する活躍で再びリードを2点とした。

 再三杉本と永井が決定機に絡むなど、前半だけでシュート12本を放った日本は後半からは永井らに代えて左SBに阿部巧(横浜FC)、左MFに古田寛幸(札幌)、右MFに菊池大介(草津)、そして前線には注目のFW指宿洋史(ジローナ)を送り出した。10分には阿部のラストパスから小林が決めて4-1。この後打撲を心配された指宿が21分にMF六平光成(中央大)と交代するアクシデントがあったが、その後もDFラインを破った古田や小林が決定的なシュートを放つなど、日本はガーナに追撃を許さず押し切った。

 高校生Jリーガーの杉本を含めて高校生5人が先発した試合だったが、相手の3倍以上のシュート計18本を放って快勝。確かにガーナの運動量が少なく、やや雑な面も見られ“仮想・アジアユース”としては物足りなさを感じる試合であった。それでも布監督は「昨日も今日もよくやってくれている。チームの目的、狙いを意識しながらしっかりやってくれたと思う」と選手たちを讃え、最終戦の静岡ユース戦へ向けては「代表として恥ずかしくない試合をしたい。勝ち点9を目指していく」と言い切った。

(取材・文 吉田太郎)

TOP