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浦和vs鹿島 試合後の選手コメント

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[8.28 J1第21節 浦和1-1鹿島 埼玉]

 J1第21節は28日、各地で6試合を行い、埼玉スタジアムでは浦和レッズ鹿島アントラーズが対戦。浦和は後半35分、MFポンテのゴールで先制したが、鹿島も後半ロスタイムに途中出場のMF本山雅志が同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。
以下、試合後の選手コメント

<浦和>
●MFポンテ
「本当に難しい試合だった。みんな戦ったと思うし、もちろんロスタイムに失点して残念だけど、みんな最初から最後まで見せたと思う。何を話すか難しい試合。勝ち点3を取れたと思うし、みんな悲しいと思うけど、それがサッカーだと思う。自分がボールを持ったときはすぐにマークが付いてきた。それより主審の判定が全然ファウルを取ってくれなかった。相手のPKもどっちか分からないようなPKだったし、うちの原口が倒された場面は吹かれなかった」

●MF原口元気
「ボールに触る機会自体少なかった。前半は無失点で耐えて後半勝負かなと思っていた。相手のプレッシャーが早くて、ロビー(ポンテ)とエジ(エジミウソン)のところで収まらなかった。ギシさん(山岸)がPKを止めてくれて、先に点を取って、完全に勝てるなと思っていたし、みんなファイトして戦っていたけど……。ちょっと審判は残念だった。審判にどうこう思うというのはなかったんだけど、今日は残念だった」

●MF柏木陽介
「今日は全然つなげなかった。自分たちが回せることを見せつけるにはワンタッチを増やさないと。見えているところに出すんじゃなくて。人数が少ないのに前に行く場面もあったし、無理だったら下げて自分たちの時間を増やすことも大事。相手は90分間プレッシャーをかけられるチームだし、ロングボールがあってもいい。バリエーションがないと攻撃に幅が出ないし、穴を見つけてチャンスをつくることもできない」

●MF細貝萌
「いつもみたいにボールを保持できなくて、流れの悪い中、失点しないように辛抱しようと話していた。本当ならボールを保持して、組み立ててというのをやりたかったけど、できなかった。今までの相手は引いていたけど、今日は次々とプレッシャーに来た」
―A代表にも初めて選ばれた。
「もちろんすごく自分にとって光栄で、うれしいのは当然だけど、今までのプレーを見て選んでもらったと思うし、今日はいつも通りプレーすることしか考えてなかった。自分の存在感をレッズの中で出せなかったことはすごく残念」

●GK山岸範宏
「自分のプレーが勝利に結び付かなかったのは悔いが残る。あのままゼロで試合を締め切れれば、チームにとっても大きな自信になるし、勝ち点2を逃した印象。しっかり試合を締め切れないのは自分たちに足りないところが多いということだと思う。とにかく自分たちが先制するまで、しっかり我慢しないとと思っていた」

<鹿島>
●FW興梠慎三
「自分はシュートゼロだと思うし、決定機もなかったかもしれないけど、向こうも決定機は1回ぐらいだったし、今日の内容で引き分けに終わって勝ち切れなかったのは悔しい。内容はここ何試合かに比べたらよかった。結果的に追い付いて勝ち点を取れたのはよかったけど、内容はうちの方が押していたし、引き分けに終わったのは悔しい」
―8月は未勝利で終わったが?
「これから強くなります。今日も勝ち点3を狙っていたし、追い付いたあともすぐにボールを拾いにいったし、1分でも多くプレーしたかった」

●MF本山雅志
―得点シーンは?
「ボランチで入っていたし、前に詰めるよりセカンドボールを意識してちょっと後ろにいた。すごくいい試合だった。ボールも動いたし、ガツガツいって、大事なところではファウルで止まっていた。決勝をやっているようなゲームだった」
―8月は勝てなかったが?
「相手も研究してきて、嫌なところを突いてくるし、ちょっとしたところで逃げ切れない試合もあった。僕も途中から出てしっかり試合を終わらせることができなかった。今日も勝てなかったし、しっかり反省して次につなげたい」

●DF岩政大樹
「試合的にはいい試合だった。勝ち点1を拾ったとも、勝ち点2を失ったとも言える」
―マルキーニョスのPKとかチャンスはあった。
「チャンスを決められないと、ピンチになって失点するというのがサッカーの法則。後ろとしてはそういうことも想定して気をつけようと話していたけど、決められたので反省しないといけない。ただ、ここ何試合かできていなかった厳しさを出せたのはよかった」
―手応えはつかめた?
「手応えはあるけど、完全な手応えではない。手応えをどれだけ得たら勝ち点を拾えるというわけじゃない。ちょっとJリーグは空くけど、次は勝ち点3を取れるように頑張りたい」
―8月は勝利なしで終わった。
「僕たちはいい準備をして、今日のように球際に激しくいって、勝つ確率を上げるしかない。それで勝てるときもあるし、勝てないときもある。いい準備をして、今日のような試合をする。その上で結果を見るべき」

(取材・文 西山紘平)

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