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首位争いから後退、川崎F指揮官「苦しい試合で結果出さないと」

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[8.29 J1第21節 清水 2-0 川崎F アウスタ]

 新潟、清水との上位対決で連敗。優勝争いから後退する形となった川崎フロンターレ高畠勉監督は試合後のインタビューで「苦しい中で結果を出さないとタイトルに近づいていけない」と再三のチャンスを生かせずに敗れたチームを厳しい言葉で評した。

 決定機の数が得点に比例しない。前半11分、MFヴィトール・ジュニオールからのラストパスで抜け出したFW黒津勝が決定的な左足シュート。これがゴール左ポストを叩くと、26分にはMF中村憲剛のヘディングシュートが右ポストに弾かれてしまう。その後も清水ゴールを陥れることができない川崎Fは、PAで中村とのワンツーを成功させたFWジュニーニョのシュートが清水GK西部洋平に左足一本でストップされるなど無得点で敗れた。
 
 不運なハンドでのPK献上に相手を上回る13本のシュートも不発。かみ合わずに今季6敗目を喫した。過去4年で3度の2位とわずかな差で優勝を逃している川崎Fにとって指揮官の「苦しい試合で結果を出さないと」の言葉は重い。これで首位・名古屋との勝ち点差は9へ広がった。逆転Vへ、これ以上引き離されるわけにはいかない。

(文 吉田太郎)

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