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ザッケローニ新監督の"右腕"3人もコーチ就任へ

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 日本代表の新監督に就任したアルベルト・ザッケローニ氏が契約交渉の中で譲らなかったのがコーチングスタッフの人選だった。

 ウディネーゼやミラン、ユベントスなど常に“チーム”を組んできたヘッドコーチ、フィジカルコーチ、GKコーチは日本代表でもコーチングスタッフを務めることが決定。ヘッドコーチは同じイタリア人のステファノ・アグレスティ氏(54)とみられる。同氏はウディネーゼやミラン、ユベントスでザッケローニ監督の下、アシスタントコーチを務めていた。

 原博実・強化担当技術委員長は「彼の面倒を見るマネジャー的な人もいる。その人を含めた5人で同じところに住んで、いつでもミーティングをしたり、一緒にサッカーを見たりしたいということだった」と明かした。

 ザッケローニ新監督やコーチ陣の家族はそのままイタリアに残り、「単身5人組」(原委員長)で日本代表を率いることになる。ザッケローニ新監督は9月7日のグアテマラ戦後、一時帰国。就労ビザを取得し次第、コーチ陣とともに再来日する予定となっている。

 ここに関塚隆氏がコーチとして入り、“橋渡し役”を担う。原委員長は「関塚はJリーグでずっとやっていて、Jのことはほとんど知っている。彼にはうまく間に入ってやってほしいと話している」と説明。関塚氏はロンドン五輪を目指すU-21日本代表の監督にも就任する見通しで、ザッケローニ新監督はアドバイザー的な立場でU-21代表も見る。

 また、今回の9月の2試合で暫定的にA代表のコーチを務める小倉勉氏はU-21日本代表のコーチに就任する予定。和田一郎アシスタントコーチはこれまで同様、A代表のテクニカルスタッフとしてスタッフ入りする。

(取材・文 西山紘平)

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