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磐田・前田が今季ゴール数を2ケタに乗せる2発

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[9.11 J1第22節 磐田3-2湘南 ヤマハ]

 ジュビロ磐田は2点のリードを追い付かれながらも3-2で競り勝ち、2試合ぶりの勝利を挙げた。

 前半15分、MF西紀寛の右クロスにMF上田康太が飛び込み、ヘディングで合わせる。上田の今季リーグ戦初ゴールで先制すると、さらに同42分、再び右クロスにFW前田遼一が合わせ、2-0と突き放した。

 ところが、2分後に1点を返され、後半31分に2失点目を喫し、2-2。それでも一切慌てた様子を見せることなく、サイドからの攻撃を徹底すると、後半37分にMF山本康裕の右クロスに前田が二アサイドへ飛び込み、豪快なヘディングシュートで3-2と再び勝ち越しに成功した。

 4強進出を決めたナビスコ杯準々決勝など14日間で公式戦5試合をこなす過密日程を3勝1分1敗で乗り切った。試合後のインタビューで前田は「結構勝てていたのでやっていて楽しかった」と振り返るなど、チーム状況は確実に上向いている。

 さらに前田はこの日の2得点で今季通算10得点と2ケタに乗せ、得点ランキングトップのFWケネディ(名古屋)に暫定ながら1点差に迫った。エースの復調とともに、磐田が終盤戦の巻き返しへ勢いに乗ってきた。

(文 片岡涼)

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