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[9.11 J1第22節 大宮3-0清水　NACK5]

　8日のナビスコカップFC東京戦に続いて先発出場した小野伸二が前半に左足首を痛めるアクシデント。大事を取ってハーフタイムに山本真希と交代した。
　
　左足首はフェイエノールト時代から何度も故障を繰り返している箇所だ。痛みを抱えながらプレーを続行したものの、ハーフタイムに退いてしまったことで緊張感が走ったが、小野自身は「古傷ではあるが、問題ないと思う」と話しており、大事には至っていない様子だ。

　「負けたことは仕方ない。選手はみんなよくやった。ただ、もう少しクレバーな戦いをするべきだったと思う。相手の嫌なことをやらないといけないのに、先にやられてしまった。球際で弱かった」と悔やんだが、「1週間後にはレッズ戦がある。もう一回切り替えて、集中して臨みたい」と、古巣との対決に思いを巡らせた。

　清水はこの日の敗戦でここ5試合1勝4敗。次節の浦和レッズ戦は、優勝争いから脱落したくないチームにとっても、古巣との戦いで輝きたい小野にとっても正念場となる。
(取材・文　矢内由美子)