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9試合勝利なしのF東京、降格圏目前の暫定15位へ転落

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[9.18 J1第23節 磐田2-1F東京 ヤマハ]

 FC東京は2連敗で9試合勝利なし(3分6敗)となり、降格圏目前の暫定15位へ後退した。暫定16位の仙台が明日19日の山形戦で勝ち点1以上を取れば、ついに降格圏へ転落する。昨季のナビスコ杯王者がいよいよ追い詰められた。

 立ち上がりから磐田に主導権を握られた。前半18分にクロスからFWジウシーニョに先制点を許すと、同34分にはバイタルエリアでマークに付ききれず、最後はFW前田遼一に追加点を決められた。

 2点ビハインドで後半に折り返し、なんとか追い上げたいF東京は後半15分にMF石川直宏がミドルシュートで1点を返す。8月18日のC大阪戦(1-4)以来、4試合ぶりの得点で勢いに乗りたかったが、あとが続かなかった。

 後半25分、FW大黒将志に代えてFW平山相太をピッチに送り込んだが、流れを変えることはできない。終了間際にはMF森重真人のシュートが左ポストを叩くなど運にも見放された。

 城福浩監督は試合後のインタビューで「3点目、4点目を取られてもおかしくない守備をしているようじゃ、降格という言葉が出てくる。どうするべきか整理したい」と厳しい口調で話した。今後は大宮、湘南、仙台と下位チームとの対戦が続くF東京。残留争いの行方を占う運命の3連戦となるのは間違いない。

(文 片岡涼)

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