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前田が2戦3発で得点ランク暫定トップに並ぶ

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[9.18 J1第23節 磐田2-1F東京 ヤマハ]

 ジュビロ磐田がFW前田遼一の2戦連発弾などでF東京を2-1で下した。

 前半18分、MF上田康太のロングフィードに抜け出したMF船谷圭祐が左サイドから折り返すと、逆サイドから走り込んできたFWジウシーニョが右足で合わせ、先制に成功する。同34分には船谷、DF駒野友一と細かくつなぎ、ラストパスを受けた前田が切り返しからPA内へ持ち込み、強烈なシュートを決めた。

 前節の湘南戦(3-2)ではクロスに合わせ、2得点を挙げたエース。この日は華麗な個人技からゴールを奪い、あらためて能力の高さを見せつけた。2戦3発となった前田はこれで今季11得点。FWエジミウソン(浦和)、MFチョ・ヨンチョル(新潟)、FW岡崎慎司(清水)、FWケネディ(名古屋)と並び、暫定ながら得点ランクトップタイに立った。

 磐田によると、前田は「良い形で先制点を奪うことができて良かったです。2得点目の場面ではコマ(駒野)が良い形でボールを出してくれました」とコメントしながらも、「ただ後半、決めるべきところで決めたかったです」とストライカーとしてあくなき向上心を見せていた。

 リーグ序盤は低迷していた磐田だが、これで2連勝。降格圏とも勝ち点9差となり、残留争いから一歩抜け出した。量産体勢に入ったエースが牽引し、さらなる上位進出を狙っていく。

(文 片岡涼)

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