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神戸は4失点大敗、明日の結果次第で再び降格圏に転落

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[10.2 J1第25節 神戸0-4川崎F ホムスタ]

 15位ヴィッセル神戸は0-4の大敗で8試合勝利なし(5分3敗)となった。和田昌裕監督就任後も2分1敗と勝ち星が遠い。明日3日、16位F東京が最下位の湘南に勝利した場合、再び降格圏内へ転落することになった。

 試合後のインタビューで和田監督が「前半のあの1点が大きかった」と話したように早い時間の失点が痛かった。前半2分、ここから攻めていこうという時間帯に先制点を許すと、前半20分過ぎからは攻撃でいい形をつくり始めたが、いずれもゴールネットを揺らすことができない。

 前半22分、右CKに合わせたDF河本裕之のヘディングシュートは大きく枠を外れ、同28分にはFW茂木弘人の強烈なミドルシュートもGK相澤貴志の好セーブに阻まれた。

 1点ビハインドで折り返した後半開始からFW吉田孝行に代えてFW我那覇和樹を投入。同点ゴールを目指すと、後半5分、我那覇、MF朴康造と縦に早くつなぎ、茂木がPA正面からミドルシュートを狙ったが、わずかにゴール左へそれた。この日最大の決定機をものにできず、その後は立て続けに2失点を喫してしまった。

 0-3の後半30分には来季の入団が発表されたばかりの高校3年生のFW小川慶治朗をピッチに送り込むが、同35分にMFボッティからのパスを受け、シュート1本を打つにとどまった。逆に同38分、川崎Fのジュニーニョにサイドからの突破を許し、ダメ押しの4失点目を許した。

 和田監督は「今日は決定力を欠いた。最後のシュートの部分であったり、質の問題」と課題を挙げた一方、「大久保は来週からチームに合流できるかできないかという感じのところまできている」と、FW大久保嘉人が合流間近であることを強調。今の流れを変えるためにも、エースの復帰が待望されているのは間違いない。

(文 片岡涼)

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