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C大阪、攻撃の軸不在も播戸弾などで4戦ぶり勝利。G大阪を抜いて3位再浮上!

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[10.2 J1第25節 C大阪2-1新潟 金鳥スタ]

 セレッソ大阪は新潟に2-1で4試合ぶりの白星をつかみ、勝ち点を44に伸ばした。この試合のあと、今節3位のG大阪が敗戦したため、勝ち点1差を付けて3位へ再浮上した。

 MF家長昭博とFWアドリアーノの攻撃の核2人を出場停止で欠き、攻撃陣に不安がある中で試合を迎えたが、代わりに出場した選手たちが結果を残した。

 先発出場のチャンスにゴールで応えたのはFW播戸竜二だ。前半21分、MFアマラウのミドルシュートのこぼれ球に反応して先制点を獲得する。その後、後半27分に同点とされたが、同39分にMF丸橋祐介がFW小松塁のシュートのこぼれ球を押し込んで逆転に成功した。丸橋はこれがJリーグ初ゴールだったが、大きな決勝弾となった。
 
 これで、こけら落とし以来ホーム・金鳥スタジアムでの試合は3勝1分と不敗を継続。キーマンが不在の中での勝利は“相性”が後押ししたかもしれない。レヴィー・クルピ監督は試合後のインタビューで「今後、鍵になるのは勝者のメンタリティー」と話し、「たしかに優勝へ向けては厳しい戦いが続くが一人ひとりが勝利にこだわって何をするべきか考えている」とチームの現状について満足げに話した。

 この勝利で2位鹿島との勝ち点差を1につめた。首位名古屋とは10差と開いているが、10月30日には直接対決も控えており、まだ優勝の可能性が消えたわけではない。3位以上に与えられるACL出場を確実なものにするためにも、この日のように粘り強い戦いを続ける。

(文 片岡涼)

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