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主力欠く新潟は5戦白星なし、次節名古屋戦はチーム得点王が出場停止に

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[10.2 J1第25節 C大阪2-1新潟 金鳥スタ]

 アルビレックス新潟は2連敗で泥沼の5試合連続勝利なし(1分4敗)となった。FW矢野貴章のドイツ移籍後、いまだ勝利がない。4試合連続負傷欠場中のMFマルシオ・リシャルデスに加え、FWミシェウも前節に続いて不在。攻撃陣の駒不足に陥っているチームは4-3-3にシステムを変更し、DF鈴木大輔が今季初先発を果たしたが、流れは変えられなかった。

 前半22分にFWチョ・ヨンチョル、同46分にDF内田潤がミドルシュートを狙うが、攻撃は単発。0-1で迎えた後半27分、左サイドを突破したチョ・ヨンチョルの折り返しに途中出場のFW明堂和也が合わせると、シュートはゴール前のFW大島秀夫に当たって軌道が変わり、ゴールネットに吸い込まれた(公式記録は大島の得点)。

 しかし、後半39分に勝ち越し点を奪われ、万事休す。クラブによると、黒崎久志監督は「ボールを奪ったあとも、イージーに取られる場面が多く、攻撃のリズムをつかめず、単調になった」と敗因を挙げた。勝利のない最近5試合で奪った得点はわずかに3。深刻な得点力不足の中、次節17日の名古屋戦はチョ・ヨンチョルが出場停止となる。今季11得点のチーム得点王を欠き、相手は首位の名古屋。チームの苦境を救うべく、マルシオ・リシャルデス、ミシェウの復帰が待たれている。

(文 西山紘平)

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