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G大阪は平井の7戦ぶりゴールで先制も、山形に「8分」で逆転負け。4位転落し首位との差「11」へ……

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[10.2 J1第25節 山形2-1G大阪 NDスタ]
 ガンバ大阪が12位の山形にまさかの逆転負け。最近10試合で2度目の4連勝中と破竹の勢いで3位に浮上したが、5戦ぶりの黒星で4位に転落。首位・名古屋との勝ち点差は11に広がった。
 0-0の後半15分、日本代表MF遠藤保仁、FWルーカスと細かくつないで中央を崩し、最後はFW平井将生がPA内右から得点ランキング3位タイとなる今季11得点目を決めて先制に成功した。
 追加点を奪いに行きたいG大阪だったが、先制からわずか8分で逆転された。後半19分に左クロスからMF下村東美に同点弾を決められると、同23分には右サイドから斜めのパスでDFの背後をMF宮崎光平に取られ、DF高木和道、最後はGK藤ヶ谷陽介も交わされて逆転弾を決められた。
 その後、後半36分にFWドドとFWイ・グノを投入したが、ゴールは遠い。逆に焦りから浮き足立ち、局面でパス、シュートとともに精度を欠いて山形の反撃を許すシーンもあった。
 試合後、西野朗監督は「前半なかなか形が出来なかった中で先制できたが、それで集中力が切れてしまった」と苦い表情。カウンターからの失点に「山形のカウンターアタックは警戒していたが……」と想定内の攻撃を止められなかったことに悔しさをにじませた。
 残り9試合で首位・名古屋との勝ち点差は11に開いた。優勝へ向けてかなり厳しい状況となったことは確かだ。それでも、8月14日の仙台戦(3-1)以来6試合ゴールがなかった若きエースが得点したことは光明。今後は大宮、京都、神戸と格下相手の試合が続く。名古屋に食らいついていくためにも、取りこぼすわけにはいかない。
(文 片岡涼)

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