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[AFC U-19選手権]スペインから参戦の指宿「ラッキー」なV弾

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[10・4 AFC U-19選手権GL第1戦 U-19日本代表 2-1 U-19 UAE代表 中国]

 スペインから参戦しているFW指宿洋史(CEサバデルFC)が後半ロスタイムに決勝ゴール。わずか1分前に同点に追いつかれていた失意のU-19日本代表を194cmの大型ストライカーが土壇場で救った。

 決勝点は、MF古田寛幸(札幌)の左クロスをGKがファンブルしたこぼれ球がたまたま足元に転がり、それを押し込んだもの。だが試合後のインタビューでは「すごいラッキーだったけど、そこにいたことが重要かなと。これをポジティブに考えて次につなげていきたい」と微笑んだ。

 前半、チームの攻撃は194cmの指宿目掛けたシンプルなロングボールに偏った。指宿はDFを背負いながら胸でコントロールし、PAへ切れ込もうとする場面もあったが、全体的にチームの攻撃は低調な内容。その中で、チームのファーストシュートを左足で放つなど誰よりゴールを目指したストライカーは、スペイン3部での3試合連続ゴールに続く公式戦のゴールでチームに勝利をもたらした。
 
 「初戦はワールドカップで優勝したスペインも悪かったですし、徐々に大会の中でコンディションを上げていければいい。自分は常にゴールに絡んで、ゴールを決めて優勝に貢献したいと思います」。期待の大型FWがこの日のような貴重なゴールで日本をアジア王者へと導く。
 
(文 吉田太郎)

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