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史上初の3連覇目指すG大阪、イ・グノの移籍後初ゴールなどで辛勝

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[10.9 天皇杯3回戦 G大阪3-2栃木SC 万博]

 史上初の3連覇を目指すガンバ大阪栃木SCに2点を先行される苦しい展開となったが、0-2で折り返した後半に3点を連取し、辛くも4回戦進出を決めた。

 2連覇中の王者がJ2チームに思わぬ苦戦を強いられた。前半14分、カウンターからMF高木和正にまさかの先制点を許すと、同38分にはFW船山貴之のスピードに乗ったドリブル突破を止められず、2失点目を喫した。

 しかし、2点ビハインドで迎えた後半、G大阪が意地の猛攻に出る。逆転劇の口火を切ったのはFWイ・グノだ。後半8分、イの移籍後初ゴールで1点差に迫ると、同38分には縦パスに抜け出したFW平井将生が同点ゴール。浮き足立つ栃木を尻目に、さらに攻勢を強め、同41分、右サイドに流れたMF佐々木勇人からラストパスを受けたFW大塚翔平が勝ち越しゴールを決め、3-2で逆転勝ちした。

 後半開始から投入された佐々木&大塚のコンビで奪った決勝点。クラブによると、西野朗監督は「接戦は予想していたが、これほど苦しむ3回戦になるとは」と振り返りながらも、「全員でもぎとった3回戦だったと思います」と選手たちをねぎらっていた。

 2日の山形戦(1-2)でリーグ戦連勝が4で止まり、仕切り直しの一戦だった。結果は辛勝だったが、イ・グノに待望の移籍後初ゴールが生まれるなど怒涛の反撃で2点差をひっくり返した後半の猛攻は今後につながるはずだ。

(文 片岡涼)

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