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ナビスコ杯ファイナリストの磐田、甲府に逆転勝利!!

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[10.13 天皇杯3回戦 磐田2-1甲府 ヤマハ]

 ナビスコ杯で決勝進出を決めているジュビロ磐田がJ1勢の意地をみせ、J2で現在2位のヴァンフォーレ甲府に2-1で勝利した。これでベスト16入りが決定。ナビスコ杯に続き、天皇杯でも頂点への階段を1つ上ることに成功した。

 前半からこう着した展開となった試合は、後半に入っても両チーム決め手を欠き、なかなか得点が生まれない。しかし31分、“アウェー”の甲府が均衡を破った。FW松橋優のシュートのこぼれ球をDF畑田真輝が頭で押し込み、リードを奪った。

 この1点を守りきりたい甲府だったが、わずか2分後に追いつかれてしまう。日本代表として韓国戦(12日)に出場したFW前田遼一らを欠く磐田だが、MF上田康太の左クロスにMF菅沼実が頭で合わせ、ゲームを振り出しに戻した。

 同点ゴールで勢いに乗った磐田はさらに40分、DF山本康裕が右サイドから左足ミドル。これがゴールへ吸い込まれ、一気に逆転した。先制点から同点、勝ち越しゴールまでわずか9分間で激しくスコアが動いた試合は、ナビスコ杯決勝進出で勢いに乗る磐田の勝利となった。

 磐田によると、決勝ゴールを決めた山本は「(ナビスコ杯の)川崎フロンターレ戦で勝ってファイナルの切符を手にすることができ、この試合もとても重要な試合でしたし、この試合で負けてしまえば、川崎フロンターレ戦の勝利もなくなってしまうという気持ちも持っていました。内容は良くなかったのですが、結果が出てホッとしています」とコメントした。磐田は11月17日に行われる天皇杯4回戦で浦和と対戦する。

 一方、直近のリーグ戦である横浜FC戦(10月3日)から先発全員を入れ替えた甲府は、若手主体のメンバーでJ1勢の磐田に食い下がったものの、勝利を手にするまでには至らなかった。

(文 片岡涼)

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