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エジ先制!原口ダメ押し!浦和が公式戦4連勝で10戦負けなし

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[10.16 J1第26節 浦和2-0C大阪 埼玉]

 J1第26節は16日、各地で7試合を行い、埼玉スタジアムでは浦和レッズセレッソ大阪が対戦。浦和は前半14分、FWエジミウソンのゴールで先制すると、後半34分にMF原口元気が追加点を決め、2-0で快勝した。これでリーグ戦3連勝。天皇杯を含めると、公式戦4連勝で10試合負けなし(7勝3分)となった。

 浦和は3試合ぶり復帰のMF高橋峻希が右サイドに入り、前節の4-4-2から4-2-3-1にシステムも戻した。
 C大阪はFWアドリアーノ、MF家長昭博が出場停止明けで先発に復帰し、現時点のベストメンバーで臨んだ。
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 立ち上がりは互いに中盤での簡単なボールロストが多く、なかなかチャンスが生まれなかった。浦和はFW田中達也やMF原口元気が積極的にドリブルを仕掛け、C大阪はFWアドリアーノが体の強さを見せたポストプレーで起点となるが、シュートまではつながらず、拮抗した展開が続いた。

 試合が動いたのは前半14分。浦和が相手のミスを逃さなかった。自陣PA内で不用意にボールキープするMFマルチネスに高橋がプレッシャーをかけると、こぼれ球を原口が奪って中央の田中へ。田中はワンタッチで右サイドに流し、フリーのFWエジミウソンが豪快に左足でゴールネットを揺らし、先制点を奪った。

 浦和は前半18分にも原口がドリブル突破から強烈な右足ミドル。これはGKが正面で弾いたが、徐々に流れを引き寄せていった。ところが、前半24分に田中がFW高崎寛之と交代。右ひざを痛めたとみられ、高崎がエジミウソンと2トップ気味に前線に入ったが、わずかにリズムが狂い出す。

 C大阪は前半21分、家長のスルーパスに反応したアドリアーノがつぶれ、こぼれ球を拾ったMF清武弘嗣がシュート。決定的な形だったが、シュートはゴール右に外してしまった。同40分にはDF丸橋祐介の左CKにMFアマラウが頭で合わせたが、GKに弾かれたボールはポストを叩き、得点ならず。前半は浦和の1点リードで折り返した。

 浦和は後半6分、右サイドから仕掛けたDF平川忠亮の折り返しをエジミウソンが落とし、3列目から走り込んだMF細貝萌がシュート体勢に入るも、DF茂庭照幸が体を張ってブロック。両チームともゴール前まで迫る場面はつくるが、フィニッシュの意識が低く、相手に脅威を与えられない。ラストパスでミスを犯し、自分たちでチャンスをつぶすシーンもあり、試合は1-0のまま時間だけがたっていった。

 浦和は後半21分、DFサヌに代えて故障から5試合ぶり復帰となるDF宇賀神友弥を投入。宇賀神はそのまま左SBに入った。1点を追うC大阪は同30分に2人を同時交代。アドリアーノと清武に代わってFW播戸竜二、FW小松塁がピッチに入り、前線で2トップを組んだ。

 後半32分にはMF乾貴士が左サイドから中央に切れ込み、右足でシュートを放つが、GKがセーブ。浦和は同32分、前半途中に投入した高崎をベンチに下げ、MF堀之内聖を投入し、中盤を厚くして逃げ切りに入った。

 すると、後半34分、浦和は原口が左サイドから中にカットイン。DFを振り切り、右足を振り抜くと、これがゴール右隅に突き刺さった。原口の強烈ミドルが試合を決定付けるダメ押しゴール。終盤のC大阪の反撃も危なげなくかわし、2-0で快勝した。

<写真>駄目押し点を決めた浦和MF原口
(取材・文 西山紘平)

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